Ultimakerが同社の3Dプリンターの最後のメジャーアップデートをしてから、すでに3年あまりが経つ。その間、このオランダの企業は、大型機Ultimaker 2 Extendedやポータブル機Ultimaker 2 Goを出したりした。とくに後者は、こんな奇妙な副産物を生み出した。でも同社はこれまで、もっぱら、もっと本格的に新しい新製品に取り組んでいたのだ。
同社のCEOによると、その本格的な新製品Ultimaker 3は、“3年間の開発の成果であり”、とりわけ消費者に好まれると思われるのは、その斬新なルックスと、そこから予感・期待される新しい機能の数々だ、という。
その新しい機能のトップに来るのが、デュアルエクストルージョンシステム(dual-extrusion system)、つまりプラスチック押出成形のためのヘッドが、二つある。色や性質の異なる2種類の素材を、同時に使用できる。まるで、2色のソフトクリームのように。
内部的機能もアップグレードされ、細かい幾何学的な形状もプリントできる。またプリントベッドが自分で高さを調節するので、よくあるプリントエラーを避けられる。NFCセンサーが素材が変わるときのタグを検出し、それをプリントの機構に伝えるので、ユーザーはプリントをよりきめ細やかにカスタマイズできる。
Ultimaker 3にはモニタ用のカメラがあるので、リモートでプリンティング過程を監視できる。そのために、Wi-FiとEthernetとUSBのポートがある。これら全体を動かし統括するソフトウェアは、Curaと名付けられている。発売は今日(米国時間10/18)で、お値段は3495ドルだ。