ウェララブルカメラのParaShootはKickstarterでは十分な支援を集めることに失敗したが、Indiegogoでは15万ドル以上の出資を集めることに成功した。近くいよいよ量産モデルが出荷の運びとなるが、当初のプロトタイプから大きく改良されているので支援者は目を疑うかもしれない。ブレ防止機能が組み込まれた筐体は長方形になり、ユニークなデザインのカスタム・スキンも用意されている。
その他にもParaShootの改良点は多い。ビデオ録画はプロトタイプの720pからフルHDの1080pになり、バッテリー容量も700mAhから825mAhに拡大された。また重量も1オンス(28g)とプロトタイプの2オンス程度から半分近くに軽量化された。
カスタマイズのためのスキンのデザインは相当に派手で、常時オンで利用するウェアラブル・カメラを目立たせないようとするよりむしろその反対にユーザーの自己主張を助ける。
プロトタイプから変わっていないのはライフログ・カメラとしての機能だ。ParaShootはユーザーが指定した一定の間隔で自動的に静止画ないし動画を撮影し、常に過去5分間分が記録されているので、ワンタッチでその間に撮影した画像を保存することができる。ループ録画方式なので、放っておけば5分より前の画像は上書きされて消えていく。ParaShootはAndroidまたはiOSデバイスの専用アプリとWiFiで接続し、ライブで画像を見たり、保存された画像を再生したりできる。
ParaShoot HD Luckと呼ばれるこの新モデルは現在、169ドルでParaShootのサイトで予約受け付け中だ。出荷の第一陣はIndiegogoで500ドル以上出資したプレミア支援者向けで、その後、今月中に予約者に順次出荷されるという。派手なスキンは一般的な消費者すべてに好まれるとは思えないが、最近のライフログ・ハードウェアが総じて地味なデザインであるのに対してたしかに一つに行き方ではあるだろう。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)