Indiegogoが”製品が完成しなかった”クラウドファンディングのための保険オプションを開始

Indiegogoが、クラウドファンディングの最大の問題点に応えようとしている。プロダクトが実現しなかったとき、どうやって返金してもらえるのか? Indiegogoがこのたび設けた保険オプションを利用すると、発売予定日から一定期間内に製品が配達されなければ、支援者には出資金から保険料を引いた額が返金される。

保険料がけっこう高いので、今のところ三つのプロジェクトしか利用していない。その金額は、支援額の10-20%だ。電動自転車Sondorsの場合は、支援者への特別提供価格600ドルの保険に120ドルかかる。耳かけ型のスマートフォン/VoIP録音器Bluewireでは、170ドルに対して20ドルだ。保険がローンチしたのはつい最近だが、現時点ではSondorsの366名の支援者中ゼロ名が保険をかけている。耳かけ録音器では、5名だ。

最初にこの保険を提供したウェアラブルのストレスモニターOliveでは、3名がオプションの保険料15ドルを払った。

CEOのSlava Rubinによると、同社(Indiegogo)は定常的にいろんな新しい機能をテストしている。料金の額もテストの一部だ。Indiegogo自身が保険を提供することも、検討している。そのために、50万ドルの資金を確保してあるそうだ。

クラウドファンディングはまだ、比較的新しいサービスだ。消費者は、自分も参加することによって自分の夢の実現を助けたい、と願っている。でもハードウェアの場合は、製品が完成しないと被害者になったような気分になる。Indiegogoのオプションとしての保険は、その心配に対応するための良好な第一歩だが、現状は料金が高すぎて普及はちょいと無理だろう。

クラウドファンディングも、その次世代型では、保証が最初から組み込まれているべきだ。高額なオプションでは、だめだね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))