ジェトロ(日本貿易振興機構)スタートアップ支援課は9月6日、東京都からの委託で実施している、都内スタートアップの海外展開を支援するアクセラレータープログラム「X-HUB OUTBOUND PROGRAM 2021」のニューヨークコース募集開始を発表した。
X-HUB OUTBOUND PROGRAM 2021は、東京都が主催し、デトロイトトーマツとジェトロの運営によるスタートアップ支援プラットフォーム「X-HUB TOKYO」が運営するアクセラレータープログラム。グローバルアクセラレーターによるメンタリングやビジネスマッチングを行い、海外ビジネスパートナーとの提携や投資家からの資金調達などの機会を提供するというもの。年間を通して実施され、コースには欧州カンファレンス、深圳、ドイツ、シンガポール、ニューヨーク、シリコンバレーの6つがある。
今回募集を行うニューヨークコースは、北米東海岸での展開を目指す都内のスタートアップを対象に、ニューヨークの大手アクセラレーターERA Globalと提携して実施。現地市場動向に関するレクチャー、顧客ニーズとバリュープロポジションの明確化などに向けたメンタリング、現地企業トップや投資家へのピッチなどが行われる。
「X-HUB OUTBOUND PROGRAM 2021」概要
- 募集期間:2021年9月3日~24日17:00締め切り
- 募集企業数:10社程度
- 参加費:無料
- 使用言語:英語
- 参加形態:オンライン
- 提携パートナー:ERA Global
応募資格
- 都内のスタートアップ企業(都内に事業所を有すること)
- 法人はおおむね創業10年以内の企業であること
- すでに日本で、100~300万米ドル(1~3億円)程度の資金調達を終えているか、一定の売上実績があること
- 既存産業とテクノロジーを掛け合わせたハイフンテック(hyphen-tech)、Eコマースなどのカテゴリーに属するプロダクト・サービスを有していること
- 英語がビジネスレベルで対応可能な、北米展開について意思決定権を持つ人間が参加できること