「いいね!」が欲しければTwitter経由のFacebook投稿はやめること

NY TimesでのNick Biltonの記事によると、Facebookに投稿したコンテンツのが、従来よりも少ない人びとにしか届けられなくなっているそうだ。Facebookでのフォロワー数は増えているのに、「いいね」の数が急速に減っているのだとのこと。ちなみに本件についてはJosh Constineも記事を書いている。

Biltonは、Facebookが有料プロモーションを導入したことで、対象外の発言の配布範囲を狭めたのだろうと推測している。Hunter Walkは、また別の考えを主張している(確かに彼の主張も理にかなっている部分があるようだ)。

オッカムの剃刀を適用してみると、Biltonの意見が正しいのかもしれない。無料投稿記事の配布範囲を狭めることで、有料プロモーションのニーズを高めることができるからだ。本当のところはわからない。ところで昨年11月に有料プロモーションのテストをしたところでは、投稿の閲覧者数が969倍になったと表示された。

ところでひとつ確からしいことがある。もしFacebookで「いいね」を集めたいと考えているのなら、Twitterへの投稿が自動的にFacebookにも投稿されるようにはしない方がいい。私の経験によると、そうした投稿に対しては、Facebookが厳しく「ペナライズ」するようなのだ。投稿のリーチが大幅に狭まることになるようだ。

私は自分のFacebookページに、Twitterへの投稿が自動的に流れるように設定している。Facebookに直接投稿することもある。そして傾向をみてみると、直接Facebookに投稿した記事の方が「いいね」の数が多くなるのだ。これまでは平均データなどをとってはいなかったが、今回、過去数週間分の投稿について平均をとってみた。

それによるとTwitter経由でのFacebookへの投稿の平均「いいね」数は13.6だ。Facebookに直接投稿した記事については、その数が81.1となっている。

私自身については、これからも投稿スタイルを変更するつもりはない。しかし「ぜひとも変更しよう」と思う方もいるのではないかと思う。

情報開示:私はベンチャーファームのCrunchFundのパートナーという立場にある。CrunchFundおよび私はFacebookの株式を保持している。またCrunchFundはTwitterの株式も保有している。詳細についてはこちらに開示している。

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(翻訳:Maeda, H)

投稿者:

TechCrunch Japan

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