オンデマンド経済、あるいは「共有経済」のサービスを、一般の人々が実際に使っているのか、という疑問は繰り返し持ち上がる話題だ。これを解明すべくBabyCenterは、「モバイルママ」たちに質問することにした。
調査の結果、都市部では42%のママがこの種のサービスを試したことがあり、主要都市以外では数値が21%に減った。驚くにあたらず、最高はサンフランシスコで、回答者の56%が、オンデマンド/共有経済サービスを試していた。
さて、42%の試用率はかなり高いと私は考えており、サービスを提供する会社の殆どがスタートしてわずか数年(あるいはそれ以下)しかたっていないことを踏まえればなおさらだが、BabayCenterは、多くのママたちがその存在すら知らなかったことも発見した。例えば、都市部のママの5人中2人(それ以外では5人中3人)が、TaskRabbitやAirtasker等の家事代行サービスを聞いたことがないと答えた。
BabyCenterのグローバル販売責任者、Julie Michaelsonはメールで、「こんなに多くのママが、サービスの存在を知らなかったことにショックを受けた」と話した。
「今のママは多くのこうしたアプリにとって理想的なユーザーだ、彼女らの目の回るほど忙しい生活を楽にしてくれるのだから」と彼女は言った。「調査結果は、これらのサービスが、特に大都市では、多くのママたちに侵透していることを示しているが、同時に、これらの会社が大量の利用者を見つける大きなチャンスが存在することもわかった ― 顧客へと変えるためにはマーケティング努力が必要だが」。
BabyCenterは子育てに関するアドバイスをする会社だが、どうやら自らをオンデマンドサービスが顧客を見つける場所として位置付けようとしているらしい。
調査は、Research Nowとの協力によって、指定市場地域上位10ヵ所 ― ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ湾岸地域等の大都市 ― の女性3901名を対象として実施された。それ以外の地域からも849名の回答があった。要件は、妊娠あるいは子供を生んだことがあり、スマートフォンを所有する女性。
アップデート:レポート全編が公開された。インフォグラフィクスによる概要もある。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)