仮想通貨取引所 「コインチェック」が1月26日の午後から、日本円を含む取り扱い通貨全ての出金を一時中止するなど、大きな騒動となっている。
コインチェックでは同日12時過ぎに仮想通貨「NEM」の入金について制限したことを発表。そこから矢継ぎ早にNEMの売買、NEMの出金を一時停止。16時30分すぎに公式ブログにて「現在、JPYを含め、取り扱い通貨全ての出金を一時停止しております。大変ご迷惑をおかけしてりますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。」と発表した。
さらに17時すぎにはBTC以外(オルトコイン)の売買について、19時前にはクレジットカード、ペイジー、コンビニ入金による入金についても一時停止した。
Twitterを中心にSNSなどでは様々な憶測が広がり、大きな騒動となっている。20時の時点では本件に関する公式の発表は行われていないが、コインチェックのオフィス前にも、多数のユーザーとメディアが集まっている状況だ。
【1/26 21時10分 更新】: あくまでも現時点で公式発表はされていないが、今回NEMが盗まれたと言われている。NEM.io財団の代表ロン・ウォン氏も20時27分に本件についてTwitterで言及。ロン氏がシェアしたcryptonewsの記事では約5.2億XEMが盗まれたとしていて、記事内で同氏は「コインチェックがNEMのマルチシグを活用していなかったため、今回の事件が起こった」という旨のコメントをしている。
It’s unfortunate that coincheck got hacked. But we are doing everything we can to help. https://t.co/AH3lEDDG71
— Lon Wong (@2017Lon) January 26, 2018