ExcelやGoogle Spreadsheetsなどのスプレッドシートに簡単に外部データをインポートできるサービスBlockspringが、340万ドルの資金を調達した。
Blockspringを使うと、たとえば検索エンジンBingの検索結果などを自動的にスプレッドシート上に読み込むことができ、またソートもできる。ユーザはそのためにコードを1行も書く必要がなく、Blockspring自身が主なデータソースに接続するためのコードをあらかじめ持っている。その方法で近くBlockspringは、TableauやSlackなども統合するつもりだ。
BlockspringのCEO Paul Katsenはこう言う: “技術者はサービスを作ること以外の雑用をたくさんしなければならない。たとえばアプリケーションを作ったら、その使い方を企業のユーザに教えなければならない。うちはデベロッパとユーザのあいだに立って、新しい機能を実装し、企業のユーザなどに提供していく”。
たとえばユーザがWebで見つけたPDFをスプレッドシート上に読み込んで分析したい、と思ったら、Blockspringを利用すればよい。その記事の検索やダウンロード、分析などもBlockspringでできる。またBlockspringのAPIを利用して、データをいろんな方法で操作できる。
Katsenは曰く、“現状はいろんなWebサイトが、データの規格も接続の規格も違いすぎるから、それらを一見統一する、うちみたいなところが必要なんだ。ひとつひとつの違う規格やアクセス方法を、ユーザ自身が勉強してたら、たいへんだからね。APIを提供しているサービスは多いけど、そのAPIの使い方が、まちまちだ。だからうちみたいなサービスがあれば、何十万人もの技術者たちの、無駄な努力をなくせるのだ”。
Katsenはいわば、データとユーザを取り持つ仲人(なこうど)だ。主にコンサルティングをやってるあいだに、どこのユーザもこの問題を抱えていることに気付き、プログラマの仕事に入り込んでいった。協同ファウンダのJason TokophとDonald Pinkusも、デベロッパと企業のユーザを結びつけるこの仕事に、生きがいを感じている。
“誰でも、いろんなアプリケーションひとつひとつのAPIを自分で勉強して、データを読み込むツールを、自作しようと思えばできるけど、しかし、どの企業でもITの人たちがそれをやってるところを想像すると、おそろしいよ。彼らに、そんなひまはない。しかも、デベロッパがまったくいない企業だって、少なくない。だから、既製のツールがあることが、とても重要なんだ”、とKatsenは言う。
Slackなどのサービスをそのツールのレパートリーに加えたら、そのあとは、各企業の社内のデータベースからデータをスプレッドシート上に取り出すサービスを作る予定だ。どこの大企業もでっかいデータベースを抱えていて、そこには見込み客情報など重要な情報がある…スプレッドシート上でそれらをいちいち手入力するのは徒労だ。だからBlockspringのツールで、簡単にデータベースのデータを読み込めるようにしたい。
アップデート: 現状でBlockspringは、検索エンジンはBingとGoogleをサポートしている。