eNcadeは、人々の忘れていたノスタルジアに乗じることを期待している。実質的にRasberry Piを可愛いらしいケースに入れただけだが、このポータブルコンソールは、伝説的ゲームにオンライン・マルチプレーヤー機能を追加して、世界中のプレーヤーとジャウストを戦ったり、町内の友達とマリオブラザーズをプレーしたりできるようにすると約束している。
コンソールは3Dプリントされたもので、完成版のPiとゲーム入力が付いている。もちろんこの手の物は誰にで作れるが(私は子供たちと一緒にたった今これを作っている)、秘密はソフトウェアにある。「eNcadeの始まりは私のコンセプトで、当初はポータブルオンラインマルチプレーヤー対応レトロゲーム機だった」と作者のNicolas Wickerは語る。「しかし、みんなの声を聞いた結果、われわれの世代で人気を得るためにも、アプリを作る上でもRaspberry Piが非常に適していると気付いた。以来、3回の設計変更を経て、現在はソフトウェアのベータ版を仕上げているところだ」
「最初にeNcadeを考えついたのは、レトロゲームをオンラインでマルチプレーできるポータブル機がないことに気付いた時で、1年以上前のことだった。さらに、購入可能な完成版Raspberry Piゲーム機がないことにも気付いた。eNcadeは、この2つのコンセプトを融合させる完璧な解だった」
完成版は160ドルで入手可能で、Wickerは初期モデルを3Dプリンターで作り、プロジェクトが離陸したら射出成型品を出荷するつもりだ。彼のゴールは、古いROM向けのXbox Liveのようなものを作って、自分のゲームに他のレトロゲームユーザーが遠くから参加できるようにすることだ。
目標金額6500ドルで、まだ道は遠そうだが、立ち上がれば面白いプロジェクトになるかもしれない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)