これはまたクールで不気味なアプリ―FaceSubは他人の顔を借りてビデオチャットができる

いつも言っていることだが、最近のテクノロジーはすごい。

FaceSubstituteはウェブカメラを通じて「誰か他人の顔を借りることができる」というテクノロジーのデモだ。たいへんにクールだが同時に不気味でもある。『ブレーキング・バッド』のウォルター・ホワイトでもキム・カルダシアンでもお望みのままだ。ジャスティン・ビーバーにだってなれる!

このアプリには現在ニコラス・ケイジ、ブライアン・クランストン、漫画のピカソからユーザー自身の顔の意図的な変形まで17種類の顔が用意されている。

いささか「羊達の沈黙」を思わせる不気味さがあるものの、テクノロジー・デモとしては驚くべき出来栄えだ。しかもすべてブラウザベースだという。WebGLと顔の特徴を認識し、リアルタイムで動きをモニタするClmTrackerというJavascriptが利用されている。アプリの開発者はノルウェーのデベロッパー、Audun Mathias Øygardで、能力のデモのために公開している。

アプリとしてはまだ完全ではなく、よくハングする。しかし初めて見たものはだれでも口をあんぐりさせるだろう。

こちらがリンクだ

使い方:

  • Chrome(これがいちばんうまく動く)でアプリを開く
  • アプリのドロップダウンメニューからウェブカメラへのアクセスを許可する。
  • スタートボタンを押し、アプリが自分の顔を認識するまで数秒間待つ。 次に好みの代替顔写真を選ぶ。
  • 30分ほど笑い転げる。

その他注意点:

  • むらなく照明された明るい部屋を選ぶ。私は最初暗い部屋で試したのでまったく動作しなかった。
  • モーショントラッキングは完全ではない。なるべくゆっくり動作し、カメラに正面から向き合うこと。
  • もし動作が不調になったら(しばらくすると必ずなる)、一度顔をカメラのフレームから外す。マップがリセットされるので、顔を戻す。

大きなお世話だが、私がデベロッパーならユーザーが自分の変身を簡単に録画できる機能を追加し、1ドルの料金で友達と共有できるようにする。

[このアプリを発見したFast Co.のMark Wilson感謝する]

パソコンのウェブカメラを有効にしたとたん見知らぬ顔が写っていたら驚くだろう。
いやいや、写っているのは
なのだ。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。