私は何年もの間、バランスが悪く不格好ながらも機能的な、2台モニター体制で仕事をしてきた。それは私の役には立ってきたものの、新世代のウルトラワイドモニターたちが気にならなかったかと言えば嘘になる。だが正直に言えば、そうしたものたちは、十分にワイドではなかったのだ。いや正確に言おう、これまでは十分にワイドではなかったのだ。
Samusungが、滑り台として使えそうな広々としたモニターで私の度肝を抜いた。あまりにも広いのでBVDのロゴを表示してみると、まるで「大通り」(BOULEVARD)の略語(一般にBlVD.と省略される)が書かれているような気がするし、またバイユーのタペストリーが羨むくらい広々としているのだ。
実際にはこのモニターは、Samusungが年初のCESで発表したモニターたちに比べるとやや狭い。しかしCESで発表されたものたちには2つの問題があった。まず、それらは3840×1080だったが、私にはそれ以上の垂直方向のピクセルが必要だったのだ。第2に、その幅が49インチだったことだ。それは巨大なモニターであることに間違いない!だがただ大きいだけなら良いのだが、それだけ広げると鮮明さに欠けてしまう。
一方、今回の新しいものは120ピクセルを追加して垂直方向を1200ピクセルにしただけでなく(全体としては3840×1200となった)、コーナーからコーナーのサイズは43インチ(約109センチ)となった。43インチ…それは大きすぎるのか、小さすぎるのか、はたまた…
丁度良いのか?!
(お分かりのように私の左側のモニターの色温度は右側よりも高い。だが写真で見るほど実際には悪くはない ―― これは見る角度の問題だ)
巨大なモニターの欠点の1つは、作業スペースを分けることが大変になる可能性があることだ。例えば半分で映画を「フルスクリーン」で見ながら、残りの半分でEtsyのビンテージケトルを探したりといった用途だ。しかしサムスンはこの問題に対処するために、「ピクチャーバイピクチャー」モード(画面を2分割して横に並べて別々の入力を表示するモード)や、その他の便利な機能を提供している。なので私は、このモニターを使ってみるつもりだ。
また、120Hzのリフレッシュレート(同期技術についての説明はなされていないが)をサポートし、たくさんのUSBポート、さらにはヘッドフォンジャックさえ用意している。この手のものを購入する人は明らかにメディアフリークなのだから、どうしてビルトインサウンドが必要なのかは理解できないが、いずれにせよ彼らはビルトインスピーカーが必要だと判断したようだ。
このSamsung C43J89モニターの販売価格は900ドルである。これは通常私がモニター用に支払う価格の2〜3倍だ(私はDell Ultrasharp IPS液晶モニターのファンだ)。だがこの製品が手に入ったら、私のワークフロー全体が変わることだろう。
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(翻訳:sako)