Google Analyticsの結果を見ると、本誌TechCrunchをLinuxから見ている人はそんなに多くない。でも、けっこうおられることも確かだ。
あのヴェン図の上の小さな銀色の部分と、それに重なる”People who use Ubuntu”(Ubuntuを使っている人びと)に該当する人でしかも、“User-Agentを詐称するなどの、Ubuntuの上でNetflixを見るためのトリックを知らない人”に、朗報がある。Netflixがついに、Ubuntuでもふつうに見られるようになるのだ。
その朗報は、NetflixのシニアエンジニアPaul Adolphの、Ubuntuデベロッパフォーラムへの投稿に登場した。
Paulはこう言っている:
NSSのバージョン3.16.2以上がインストールされていれば、Ubuntu 14.02でも安定版のChromeでNetflixを見られる。このバージョンが14.02で一般的にインストールされていれば、NetflixはユーザがUser-Agentを細工しなくてもプレイできるための変更を、行うことができる。
NSSはNetwork Security Servicesの頭字語で、OracleやGoogle、Mozilla、AOLなど多くの企業によってメンテされているオープンソースのライブラリだ。SSLなどのセキュリティプロトコルを実装するためには、このライブラリが必要だ。MozillaのThunderbirdもAIMもChromeもこれを使っている。Netflixの場合は、ハリウッドのお偉いさんたちを安心させるための、ビデオのDRMを有効にするために、このライブラリが必要だ。
Ubuntu上のNSS(libnss3)はそのうちアップグレードされるらしいが、それを今自分で手作業でやりたい人は、UbuntuのファンサイトOMG!Ubuntuのこの記事を参考にしよう。なお、User-Agentを変えることは、上でPaulが言ってるように、Netflixが必要な変更を行ったあとに、不要になる。〔今のところ日本でNetflixを見るためには、VPNソフト/サービスなどを使ってIPアドレスを偽装する必要がある。〕
[出典: slashdot]
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))