アップルがインドでついにカスタム構成のMacを提供開始、メモリーを16GBから32GBにすると約4.3万円

Apple(アップル)はついにインドの顧客に対し、 iMacやMacBook Air、Mac miniなどMacのカスタマイズ版を注文できるようにした。

これはConfigure-To-Order(CTO) やBuild-To-Order(BTO) オプションなどがすべてのMac製品で選択でき、インドの顧客はコンピュータを購入する際に、メモリやストレージ、より強力なグラフィックカードの追加など、特定仕様を選択することができる。

アップルにとって重要な海外市場であるインドの顧客は、複数の地域で提供されているこの機能を以前から要望していた。これまで同社は、インドでは一部のMac機種のみを提供しており、また特定のアップグレードのオプションを提供していなかった。

興味があれば、最寄りアップル正規代理店に連絡し、さまざまなアップグレードオプションや価格情報、および注文について相談できる。オプションはApple Indiaのウェブサイトにも掲載されている。カスタマイズされたMacは注文から4〜5週間以内に発送される。

「これは非常に大きな変化だ」と、アップルの開発を追跡するPreshit Deorukhkar(プレシット・デオルフカー)氏は語った。「これまで、インドでMacをBTO、またはCTOで入手する方法はなかった。そのため、8GBのRAMを搭載したMac Miniや13インチのMacBook Proなどのベースモデルしか入手できなかった。今回、アップルが正式に選択肢を提供することで、欲しいコンピュータと正規保証を入手できるようになる」。

「コンポーネントのアップグレード価格は、メモリーを16GBから32GBにするために400ドル(約4万3000円)を請求するなどまだかなり高いが、少なくとも選択肢が存在する」と、彼は付け加えている。

アップルは今年、インドでのオンラインストアをローンチし、その最初の直営店のおオープンを準備をしていることを、CEOのTim Cook(ティム・クック)氏は今年に明かしている。

事情に詳しい人物がTechCrunchに語ったところによると、同社は新型コロナウイルスのパンデミックに影響されず、今年インドでオンラインストアを開設する予定だという。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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