AirPods Studioの発表はなかった。だがAppleは昨年発表したAirPods Proにかなりエキサイティングなアップグレードを施す。空間音声(あるいは3Dオーディオ)だ。聞こえてくる方角のようなものがオーディオに加わるようになる。
この機能は、サウンドのロケーションがストーリー演出の一部になっているような映画を視聴するときにあると素敵なものだ。しかしAppleの将来を考えたときに何よりも重要なのは、同社のAR推進においてこの機能が重要な役割を果たすということだ。同社はデベロッパー向けのARKitを通じてこの分野を開拓中で、ARヘッドセットにも取り組んでいると噂されている。ARヘッドセットは間違いなくヘッドトラッキングイヤホンとしっくりくるはずだ。
また、AirPodsのデバイスとの接続が自動で切り替わるようになることも発表された。同じイヤホンを複数のデバイスで使う人にとっては大きなボーナスだ。AirPodsとAirPods Proは、タスクに応じて iPhoneやMacBookを使うときに自動で接続するデバイスが切り替わるようになる。
この新機能は、ファームウェアのアップデートで使えるようになる見込みだ。
関連記事:WWDC20関連記事まとめ
カテゴリー:ハードウェア