Adobe(アドビ)は米国時間9月24日、待望の次世代ドロー&ペイントアプリことFresco(以前は「Project Gemini」という開発コード名で知られていた)が、iPadで利用できるようになったと発表した。Creative Cloudの契約者ならすぐにダウンロードできるが、いくつかの他のアドビ製品とは異なり、Frescoは無料バージョンも提供される。いくつかの制限はあるが、アプリの全体的な感触はつかめるはずだ。また、Frescoはスタンドアローンアプリとして購入することもできる。
アドビのKyle Webster(カイル・ウェブスター)氏が指摘しているように、同社のチームが特に力を入れた分野の1つは、すべてのPhotoshopブラシを含む、さまざまなブラシだ。ウェブスター氏が2017年に自身の会社のKylesBrushes(カイルズブラッシーズ)をアドビに売却したことを考えれば、驚くようなことではない。同じく、FrescoでのApple Pencilの使用感も大いに期待できる。
Frescoの目玉機能はLive Brushesで、油絵や水彩画の画材で絵を描く感覚が再現されている。これらのブラシやバーチャルペーパーでの描写は、同社のAI(人工知能)技術ことSenseiプラットフォーム利用している。
Frescoには油絵や水彩画の画材のほかに、ベクターブラシも用意されている。アドビにはすでにベクター描写アプリのAdobe Illustratorがあるので、Frescoで最初のドラフトを作成し、Illustratorで完成させることもできる。
iPadアプリはすでに公開されているが、AndroidとWindowsのユーザーはもう少し待たなければならない。
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(翻訳:塚本直樹Twitter)