アプリケーションのパフォーマンスをモニタするNew RelicがOpsmaticを買収してインフラのモニタリングもメニューに加える

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アプリケーションモニタリングサービスのNew Relicは今日(米国時間11/5)、予想を上回る良好な四半期決算報告を発表したが、それと併せて、クラウドのインフラストラクチャをモニタするOpsmaticを買収したことを公表した。

New Relicは主に、サーバ上で動いているアプリケーションのパフォーマンスに関するインサイトを提供するが、Opsmaticはインフラストラクチャに対して同じことをする。このサービスを使ってデベロッパやITチームは、インフラストラクチャの構成やパフォーマンスに関するリアルタイムのビューを得ることができる。

この買収によってNew Relicは、今急速に成長しているうインフラストラクチャモニタリングの市場に早めに参入できることになる。

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New RelicのCEOでファウンダのLew Cirneは、今日の発表声明でこう述べている: “この買収によりNew Relicは、インフラストラクチャのレベルの構成の変化をモニタするOpsmaticの強力な技術を獲得する。今日では、ソフトウェアチームが成功するためには、アプリケーションのすべての部位のリアルタイムの可視性を必要とするので、このことはきわめて重要である。彼らは、下はインフラストラクチャから上はアプリケーションのユーザ体験にいたるまで、すべての部分を詳細に知る必要があるのだ”。

Opsmaticは2013年に、Jim Stoneham、Mikhail Panchenko、および元DiggのCEO Jay Adelsonが創り、その後Adelsonはぬけて、2014年に自分のVC企業を作ったCrunchBaseによると同社は、2013年にさまざまな投資家たちから計300万ドルのシード資金を調達した。しかしその後は、資金調達を行っていない。

本日の発表と並行してOpsmaticは、そのサービスの非公開ベータをローンチした。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

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TechCrunch Japan

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