米国では国民的スポーツイベントのスーパーボウルにあわせて、大企業が凝った特別なコマーシャルを放映するのが恒例となっています。
今年のアマゾンが公開したのは、もしデジタルアシスタントのアレクサの「ボディ」がスマートスピーカー Echo ではなく人間型だったら?という妄想をショートフィルム仕立てで映像化した「Alexa’s Body」。まずは映像をどうぞ。
Alexa’s new body looks good. Maybe a little too good. #AlexasNewBody @michaelb4jordan https://t.co/snCNDivOiK pic.twitter.com/rYLcQzZyjn
— Amazon (@amazon) February 2, 2021
「アレクサ」の新しい筐体?を演じるのは、若手俳優マイケル・B・ジョーダン。映画『クリード チャンプを継ぐ男』ではかつてロッキーのライバルだったアポロの遺児アドニス・クリード役を、映画『ブラックパンサー』ではメインの強敵キルモンガー役を演じました。
Twitterのほうが若干長い90秒バージョン、YouTubeバージョンは60秒。
お風呂で本を音読してくれるアレクサ。
明かりを暗くして、と言われればおもむろに服を脱ぎランプにかけて暗くするアレクサ。瞳の周りが青く、Echoのリングライトを再現しているのが芸が細かいところ。
映画俳優型ボディは妄想としても、アマゾンが開発する Echo スマートスピーカーの発想は初代から、マイクアレイと高度な信号処理で部屋中どこにいても声を聴き取ってくれること、ユーザーがPCに向かったりスマホ画面を注視やタップする必要なく、人間に話しかけるように自然な会話で使えること。
実際、最上位モデルの Echo Show 10 はカメラがAI 画像処理でユーザーの姿を追い、首振り追従してどこにいても画面を正面に見せ、ビデオ通話ではカメラの中心に捉えズームまでしてくれます。
人間型はそれはそれで問題がありそうですが、部屋ごとに置かなくても追従してくれる、置き忘れたらついてきてくれるデジタルアシスタントは意外と理想の姿かもしれません。
(Engadget日本版より転載)
関連記事
・アマゾンが車やアプリ、ゲーム向けAlexaアシスタントを企業が独自開発するためのプロダクトを新たに提供
・ケンウッドがAmazon Alexa搭載完全ワイヤレスイヤフォンを1月中旬発売、Googleアシスタント版は2月上旬
・2台のNew Echoをステレオスピーカーとして運用するのがコスパに優れた選択肢
・Alexaオーナーが高齢家族の様子をモニタリングできる「Care Hub」機能登場
・Amazon Alexaが会話上手に、複数ユーザーとの同時会話や質問のパーソナライズを実現
・アマゾンがEchoをリニューアルして球形に、Echo Show 10は画面が自動追従、Alexaも改良
・2019年のスマートスピーカー出荷量は70%アップの1億4690万台で新記録
・米国のスマートスピーカー利用者の約7割がAmazon Echoを使っている
・Alexaは失望を表現するようになる
・8インチ画面のEcho Showが約1万4000円で登場