イラストやマンガ制作のフーモアがJ:COMと資本業務提携、共同でコンテンツの原作開発へ

クラウドソーシングによるイラストやマンガなどのコンテンツ制作事業を展開するフーモア。同社は5月17日、ジュピターテレコム(以下J:COM)と資本業務提携を実施したことを明らかにした。

フーモアでは今後J:COMの100%子会社であるアスミック・エースと、映像化、ゲーム化、商品化などのメディア展開を前提としたコンテンツの原作開発を共同で進める。なお今回の資本業務提携による具体的な調達額は非公開だが、関係者の話では数千万円規模になるという。

フーモアは2011年11月の設立。クラウドソーシングの仕組みを活用したゲーム向けのイラストや企業のプロモーション用のマンガ制作などを行ってきた。国内外の登録クリエイター数は6000名を突破し、累計で4000〜5000本のコンテンツを制作。フーモア取締役COOの松田崇義氏によると、最近では大手企業などが社内コミュニケーションに活用する目的で、同社にマンガ制作を依頼するケースも増えているそうだ。

今回の資本業務提携では映像コンテンツの製作・販売・配信ノウハウを持つアスミック・エースと共同で、オリジナルコンテンツの制作に取り組む方針。アニメや映画などの映像化、ゲーム化、商品化などのメディア展開を前提に、電子コミックやライトノベル、ノベルアプリなどを作っていくという。

またJ:COMが手がける事業とも連携を深め、フーモアで制作したコンテンツとJ:COMのメディアを活用したプロモーションメニューの開発にも力を入れる。

「(エンタメ業界において)コンテンツの原作が不足しているという課題がある。フーモアのクリエイターネットワークと、アスミック・エースの持つ知見やノウハウを合わせることで、原作不足を解決していきたい」(松田氏)

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TechCrunch Japan

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