訪日外国人旅行者向けの観光プラットフォームを展開するWAmazingは5月28日、複数の投資家を引受先とした第三者割当増資により総額9.3億円の資金調達を実施したことを明らかにした。シリーズBとなる今回のラウンドに参加した投資家は以下の通りだ。
- 東京急行電鉄
- JR西日本イノベーションズ
- JR東日本スタートアップ
- 山口キャピタル(UNICORNファンド投資事業有限責任組合)
- ポーラ・オルビスホールディングス
- キャナルベンチャーズ
- 個人投資家
WAmazingはリクルートにて旅行サイト「じゃらんnet」の立ち上げなどに携わっていた加藤史子氏が2016年7月に創業したスタートアップ。訪日外国人旅行者に対して日本国内の国際空港で無料SIMを配布するとともに(現時点で日本国内20空港にて受取可能)、宿泊施設やレジャー施設などの予約購入ができる観光アプリを提供してきた。
同社のサービスに登録する訪日客会員数は24万人を突破。今回の資金調達により各事業会社との戦略的事業提携を進めながら、訪日外国人旅行者にとっての「手の中のエージェント」としてサービス基盤を強化する計画だ。
WAmazingでは2017年9月にもANRIやBEENEXTなど複数の投資家から約10億円を調達済み。今年1月には今回の調達先でもあるJR東日本スタートアップや東日本旅客鉄道と実証実験にも取り組んだ。同社の立ち上げの背景やプロダクトの詳細は過去の記事などでも紹介している。