イーロン・マスクがマスタープランの第2章を公表、実現までの7ステップまとめ

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なぜTeslaはSolarCityを買収したのか?それは、屋根に取り付けたソーラーパネルの電力で、自動運転する電気ピックアップトラックを充電するためだ。Elon Muskはさきほど彼の掲げる「マスタープラン」の第2部を公表した。ここに要点をまとめたので、読者も未来の世界を覗いてみよう。

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1. ソーラーパネルとバッテリーの組み合わせ

Teslaはすでに巨大なバッテリーである「パワーウォール」を作り、Muskのソーラー電力会社SolarCityを買収した。一括で発電と電力の保管を行うために、両者を組み合わせる計画だ。

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2. プロダクトとしての工場

Teslaは工場の自動化を進め、2022年には5倍から10倍効率化することでTesla自動車の価格を抑えることができるとMuskは考えている。

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3. オートパイロットは普通に運転するより10倍安全に

レーダー、ソナー、AIや他の技術を駆使し、Teslaは人が運転するよりオートパイロットによる運転を10倍安全にしようと取り組んでいる。それを実現し、世界から認められるためには、オートパイロットで60億マイル(約100億km)の走行が必要とMuskは見込んでいる。現在のペースだと5.5年かかる計算だ。

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4. Teslaのピックアップトラック

Teslaはあらゆる種類の車両を再発明する。それはスポーツカー、セダン、SUVにとどまらない。次に来るのはピックアップトラックだ。この画像はTeslaのユーザーがフォーラムに投稿した完成予想図。

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5. TeslaのSemiトラック

Teslaは18ホイール車両も電気自動車にしたい考えだ。輸送コストを大幅に削減することで、大変革を起こることが予想される。電気トラックを開発する競合に「Nikola Motor Company」がある。

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6. Teslaバス

Teslaは都市部で運用するための電気バスを開発している。このバスは自動で周辺の通行車両と速度を合わせることで揺れを避け、 車両の中央に通路がある従来の形式を廃止して座席を多く設置するという。残念ながら、まだプロトタイプの写真はない。この写真はデザイナーSong YouzhouによるTransit Elevated Busだ。

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7. Teslaのカーシェアリング

Teslaはユーザーに車を負担してもらい、使っていない時に他の人がその車で移動できるようにする計画だ。Uberは厳重警戒だ。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

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TechCrunch Japan

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