イーロン・マスク氏のThe Boring Companyがオースティンで事業立ち上げか

最近の求人広告を見ると、Elon Musk(イーロン・マスク)氏の、トンネル掘削と輸送のスタートアップであるThe Boring Companyはオースティンで次をプロジェクトを狙っているようだ。

2019年にラスベガス・コンベンション・センター(LVCC)のピープルムーバーの建設と運営に関する契約を獲得したThe Boring Companyは、米国時間11月9日にオースティンでの採用に関するツイートを投稿した。同社のウェブサイトにはエンジニアリング、会計士および事業開発の職種など募集する職種が記載されており、これによりThe Boring Companyがオースティンにおける恒久的な事業を行おうとしていることががわかる。

The Boring Company:「オースティン・チョーク」は地質学的にトンネル掘削に最適な土壌の1つだという噂がある。​それが本当か知りたい?オースティンに仕事がある。

オースティンは、イーロン・マスク氏の活動の中心地になりつつある。マスク氏が率いるTeslaも2020年7月に、米国の第2工場の立地としてオースティン近郊を選び、そこに11億ドル(約1155億円)を投じて400万から500万平方フィート(約40万平米)の工場を作り、同社の未来的なCybertruck(サイバートラック)とTesla Semi、そして東海岸地区の顧客に販売するためのModel YとModel 3を生産する予定だ。

マスク氏は未来の工場を「エコロジカルパラダイス」と呼び、遊歩道や自転車レーンがあり、一般の人も歓迎される場所だとしている。The Boring Companyの最初の顧客がTeslaになるのかは不明だ。

The Boring Companyには5つの製造ラインがあり、そのすべてがトンネル関連だ。同社は2019年夏に1億2000万ドル(約126億円)を調達した。顧客だけでなく、公益事業者、歩行者、貨物、そしてLoopと呼ばれるサービスが利用するために設計されたベースとなるトンネルを提供している。

同社は「Loop」を、自動運転車で駅間のトンネルを通って時速150マイル(時速約241km)で乗客を輸送する地下公共交通システムだと説明する。また自律走行車はTesla Model S、3、Xだという。ちなみにTeslaの車両には強力な先進的な運転支援システムが搭載されているが、米国運輸省といった政府機関は完全な自動運転車と認めていない。

ラスベガス・コンベンション・センターの職員たちが飛びついたのはこのLoopだ。契約によると、LVCCのLoopは、会議などへの参加者を長さ1kmの2つのトンネルで、一度に4、5台のTesla車に乗せて運ぶ。TechCrunchが確認した計画文書によると、LoopはLVCCが期待しているほど多くの人を運べないようだ。The Boring Companyもそれを認めている。

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カテゴリー:モビリティ
タグ:The Boring CompanyTesla

画像クレジット:The Boring Company

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(翻訳:iwatani、a..k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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