エンジニア向けニュースアプリ「Mewcket」を提供するMewcketは9月7日、ベンチャーユナイテッドから6000万円を調達したと発表した。
Mewcketはエンジニア向けの記事をまとめたニュースアプリだ。同アプリでは記事全文を自然言語処理にかけてキーワードなどを抽出し、それぞれの記事の特徴を分析。そして、ユーザーの趣向に合った記事をAIがリコメンドするという機能が特徴的だ。
Mewcketはもともと、エンジニア向けの求人情報を閲覧できるスマホアプリとして始まったが、その後、その求人アプリにも搭載されていたエンジニア向けニュースの配信機能に特化したかたちへピボットした。Mewcket代表取締役の小林奨氏によれば、現在のアプリは「毎月約1000人」のペースで会員登録者数が伸びているという。
また、同社は今回の資金調達と同時に、企業がMewcketに登録するエンジニアを直接リクルーティングできる機能を追加。機能の公開時点で数十社からの申込みがあるという。小林氏によれば、すでに記事それぞれのキーワードや特徴を抽出しているMewcketでは、それを読むエンジニアの興味分野やスキル、転職意向などをある程度数値化することが可能だという。Mewcketのダイレクトリクルーティング機能を利用する企業は、それらの情報をもとにエンジニアの勧誘活動を行うというわけだ。
今回6000万円の資金調達を実施したMewcketは、2016年8月の設立。2017年10月に同社が数千万円(金額非公開)を調達したというニュースはTechCrunch Japanでも紹介した。Mewcketは今回調達した資金をもとに、エンジニアの採用を加速するとしている。