「ザ・インタビュー」の上映を諦めたソニーの決断に疑問をもつ人は多いだろうか。オバマ大統領もそうした考えを持っているようだ。
プレスカンファレンスにて、オバマ大統領は次のように述べた。
(ソニーが)直面した問題については同情の気持ちを感じる。しかしそれではあっても、結論が間違っていることは間違いない。
われわれはアメリカにて、どこかの国の独裁者が検閲を課すような状況を看過することはできない。アメリカ国民も、そしてアメリカという国自体も、そうした状況を許すことはできないと考えている。
さらに次のようにも言っている。
ソニーのような私企業が対応できる範囲には確かに限界もあるだろう。しかし決断を下す前に相談してもらえれば良かったと考えている。もし相談があったならば、犯罪行為に屈するような態度をとってはならないと助言したことだろう。
脅しによって行動を変えるのは良くないことだ。テロの可能性があるからと、フットボール観戦に出かけることをやめないのが、我々のやり方だ。
訳者注:ソニーはテロに屈したわけではなく、上映予定だった映画館が上映を取りやめたために公開中止を決定したのだという声明を発表しているという話も聞こえてきている。
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(翻訳:Maeda, H)