個人でAmazonを使っている人は多いかもしれないが、Amazonは法人向けにもEコマース事業を拡大する考えのようだ。Amazonは、会社の従業員や個人事業主仕事の為にオフィス用品を注文できる「Amazon Business」がひっそりとオープンし、公式オープンに先行して法人ユーザーのアカウント登録の受け付けを開始した。
法人はAmazon Businessでビジネスアカウントを作成し、支払い方法や配送先住所を設定する。アカウントには複数のユーザーを追加して購入の権限を付与することができる。事業単位や部署ごとといったユーザーのグループを作成したり、設定限度額を超える場合は承認者に承認を得るようルールを設定したりすることも可能だ。発注番号を追記したり、見積書を印刷したりする機能も備えている。
法人は無料でAmazon Businessのアカウントを作成できる。個人事業主も登録可能だが、開業届出書、過去2年以内の所得税青色申告決算書、過去2年以内の青色申告承認申請書のいずれか1点の書類を提出する必要がある。
Amazon Businessはアメリカでは2015年4月にローンチしている。日本版のAmazon Businessはまだ公式オープン前だが、複数ユーザーの登録や承認ルールの設定、購買のレポート・分析、見積書のダウンロードといった機能を試すことができるとのことだ。