オートバイ用スマートヘルメットのSKULLYが生産体制確立のためシリーズAで$11Mを調達

Indiegogo始まって以来の大成功をおさめて、さらに150万ドルのシード資金まで獲得した、オートバイ用ディスプレイつきヘルメットのSKULLYが、今度はシリーズAで110万ドルを調達した。

このラウンドを仕切ったのはWalden Riverwood VenturesIntel Capital、これにFormation 8TechstarsWestern Technology Investmentsが参加した。

お金の一部はそのスマートヘルメットAR-1の生産に充てられる。Indiegogoの資金集めで大成功したこの製品は、まだ発売までこぎつけてなくて、同社によると、もうすぐ初期の支援者には送り始めたい、という。

いまはその本格生産のために、大量のソフトウェア技術者とハードウェア技術者を雇っている最中だ。その陣容で、次の製品開発も進める予定だ。でも消息筋によるとSKULLYは人の出入りが激しく、過去半年でかなりの社員が去ったそうだ。

同社のスポークスパーソンによると、サンフランシスコのスタートアップの平均よりはSKULLYの人の移動は少ない、という。

ファウンダでCEOのMarcus Wellerは、現状は将来計画どころではない、と言う。今の焦眉の課題はなにしろ新しい資金でさらに人を雇い、製品の発売に漕ぎ着けることだ。

“量産体制は相当な資金を要する。今度の資金でなんとかその難関を乗り越えて、技術面のロードマップを加速したい”、とWellerは語る。

Walden Riverwood Venturesの創業時からのパートナーの一人であるNicholas Brathwaiteが、SKULLYの取締役会に入る。彼を招いたことには、戦略的な意味もある。彼はGoProへの投資も仕切ったし、その前は電子機器メーカーFlextronicsのCTOだった。だから彼はSKULLYの成長のために、広範な人的ネットワークと専門知識を提供できるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


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TechCrunch Japan

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