子どもたちが起きる。その直後、彼らからの電話で無理やり起こされた親は、なんと、クリスマスの日の朝、子どもたちのモバイルを数時間使用禁止にする。モバイルとWebのアクセス分析をやっているMixpanelのデータからは、そんな光景も見えてくる。
さあ、今年からはクリスマスもデータドリブンだ。携帯とタブレットのデータをマイニングすれば、それがどんな日だったか詳細に分かる、というわけだ。Mixpanelのデータを見れば、クリスマスプレゼントを開ける時間、休息する時間、そしてまた再びアプリに没入する時間も分かる。
でも、データを調べるという意味では、モバイルデバイスはそのほかの伝統的なメディアと変わらない。マーケターたちは何年も前から、クリスマスの日の人びとの習慣を知っている。いつ、どの局のラジオを聞いたか、テレビを見たか。スマートフォンやタブレットやウェアラブルなどは、最近、そんなメディアの仲間入りをしたのだ。
それでは、Mixpanelが今年のクリスマスについて調べたことを見ていこう。同社はクリスマスの日に、モバイル上のアクションを12億件分析した。それは昨年のクリスマスに比べて66%増だった。全体で、アクティビティの90%がモバイルのアプリの上で生じている(下図)。
東から西まですべてのタイムゾーンで、プレゼントが開けられる時間は午前10時半だ。その時間~時刻には、データトラフィックが一時的に落ち込む(下図)。お昼にスパイクが来て、2時半には全員がデバイスに没入している。
それよりさらに時間が経つと、トラフィックの58%はゲームアプリからだ。ソーシャルネットワークからはわずか11%になる。おそらく、大人たちが朝の身体的被害を日記やメールなどに書いてる間、子どもたちはこっそりゲームをしてるのだ。Mixpanelによると、同社の顧客はソーシャルよりもゲーム市場に多いそうだから、そのためかもしれない。
全データの25%がタブレットからで(下図)、感謝祭のときの15%より上がった。これらは、モバイルデバイスからのアクティビティに占める比率だ。
休日のショッピングは、当然ながらiOSがAndroidより上だ。でもマーケターにとって重要なのは、ショッピング行動の中身だ。たとえばIBMのホリデイベンチマークデータは、タブレット人種の方がスマートフォン人種よりも消費額が大きい、と言っている。オンラインの売上総額の19.4%がタブレットから、スマートフォンは9.3%だ。タブレットでは平均注文額が95ドル61セント、スマートフォンは85ドル11セントだった。
一括してタブレットとかスマートフォンではなく、機種別はどうだろうか。それはMixpanelのデータからは無理だが、keen.ioのAPIを使えばできるだろう。同社の協同ファウンダでプロダクト担当最高役員のRyan Spraetzによると、同社のカスタム分析ではたとえば、iPadユーザだけのアクティビティを知ることもできる。ほかの一般商品のように、ブランド分析ができるのだ。
Spraetzによると、たとえば体温計とモバイルデバイスとでは利用カーブが異なる。そういう相関が分かれば、パパがカウチに座って、まっさらのピカピカのiPadでスポーツのスコアをチェックしている時間帯も分かるのだ。
(画像提供: Flickrより。)
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))