クルマの未来を語る―、TechCrunch Tokyo関連イベントを11月25日(土)にお台場でやるぞ!

11月16日、17日に渋谷・ヒカリエで開催するテックイベント「TechCrunch Tokyo 2017」に関連して、CarTechをテーマにしたトーク・イベント&試乗会を11月25日土曜日の午後に、東京・台場で開催することになったのでお知らせしたい。

開催地は、お台場にある「BMW GROUP Tokyo Bay」というベイフロントの以下のような施設。概要は以下の通りだ。

イベント名TechCrunch Tokyo 2017 x CarTech @BMW Group Tokyo Bay 〜自動運転と都市のモビリティーを考える
参加費:無料(登録は必須です)
開催日時:11月25日(土) 12:00〜18:00(一部と二部があります。基調講演は一部のみ)
開催場所:東京・台場「BMW GROUP Tokyo Bay」(地図
当日のスケジュール:
12:00 受付開始
13:10〜 基調講演「BMWが考えるVisionary Mobility」(発表言語は英語で通訳が入ります)
講演者
ビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長 ペーター・クロンシュナーブル氏

13:50〜14:50 第一部パネルディスカッション「自動運転と都市のモビリティーを考える」(日本語)
登壇者
米Drivemode共同創業者 上田北斗氏
ティアフォー取締役 二宮芳樹氏
ビー・エム・ダブリュー株式会社テクノロジーオフィス・ジャパン研究員/テクノロジースカウト 山下祐作氏
モデレーター:TechCrunch Japan編集長 西村賢

15:40〜16:40 第二部パネルディスカッション「自動運転と都市のモビリティーを考える」(日本語)
(登壇者、内容とも一部に同じ)

主催:Oath Japan株式会社/TechCrunch Japan編集部
協賛:ビー・エム・ダブリュー株式会社

 

今回のテーマはCarTechということで、コネクテッド、自動運転、EV(サステナブル)、シェアードなどをキーワードとして、クルマの未来についてパネルディスカッションを行う予定だ。まず基調講演としてBMW Japan代表のペーター・クロンシュナーブル氏にお話いただき、続いてスタートアップ企業の登壇者2名とBMW Japanの研究員、山下祐作氏を交えて議論を深める。なお、今回のイベントは二部制で、お時間の都合の良いほうに来ていただければと思う。基調講演があるのは一部のみとなっている。

今回お招きしているスタートアップ関係者は、米国シリコンバレーで2014年に創業したDrivemode共同創業者の上田北斗氏と、名古屋大学発ベンチャーのティアフォー取締役の二宮芳樹氏だ。

Drivemode共同創業者の上田北斗氏

Drivemodeは車内でスマホを使うためのUIを開発している。「車内でスマホを使う」というと、危険だし止めるべきと考える人が多いだろう。それはその通り。運転中のスマホ操作による事故は日本でも米国でも問題となっている。ただ、Drivemodeが挑戦しているのは、いかにドライバーの認知的負荷を下げて運転しながらスマホアプリが使えるかを徹底して追求すること。Drivemodeの上田氏は、既存の大手企業が挑戦できない領域だからこそ、スタートアップ企業がやるべきだし、勝ち目があるのだと語る。上田氏は米国生まれの日系アメリカ人で、Drivemode創業前にはテスラ・モーターズでModel Sセダンのローンチ時にプロダクト・ローンチ・マネージャーを務めるなど、シリコンバレーのCarTech動向には断然明るい人物だ。イーロン・マスクのそばで仕事をしていたことから、イベントでは「マスク伝説」もちょっとご披露いただけそうだ。

ティアフォー取締役 二宮芳樹氏

名古屋大学発ベンチャーのティアフォーは、オープンソースの自動運転ソフトウェアを開発している。クルマのメーカーや種類に依存しない汎用のソフトウェアを作っていて、一般的なLidarとカメラを組み合わせることで自動運転の実験などがすぐに開始できるそうだ。クルマである必要すらなく、チューニングすればゴルフカートなどでも利用できるというから、商業施設などバーチカル市場での利用には適しているかもしれない。ただ、オープンソースといってもチューニング部分が簡単ではないため、ここでマネタイズするビジネスモデルを考えているそう。愛知県は2017年6月に自動走行実証推進事業を全国に先駆けて行うと発表しているが、この裏方を担っているのがティアフォーだ。ティアフォーは3Dマップの作成や精緻な点群データの作成も行っていて、センチメートルの単位で車両を制御できるのだという。ご登壇いただく二宮氏は、豊田中央研究所で30年におよぶ自動運転・クルマの知能化の技術に従事した後、2014年からは名古屋大学特任教授を務めながら、ティアフォーの創業に参加している。

BMWテクノロジーオフィスジャパン先行研究員 山下祐作氏

BMWテクノロジーオフィスジャパン先行研究員の山下祐作氏は米パーデュー大学で航空宇宙工学科卒で、国内自動車メーカーで電動車両や航空機、ロボットの研究を経てBMWグループに入社。自動運転やコネクテッドドライブ関連、HMIやインテリアなど担当するほかスタートアップ・テクノロジースカウトを担当業務としている人物だ。BMWというとテクノロジーというよりも「高級外車」というイメージを持つ読者も多いかもしれないが、実は今回のイベントで掲げたテーマのコネクテッド、自動運転、EV(サステナブル)などはすべてBMWが考えるキーワード。どういった取り組みや研究があるのか、その方向性をお話いただければと考えている。

そうそう、重要なことを。

当日、基調講演に続くパネルディスカッションには一部と二部がある。それぞれ基本的には同じ登壇者で同じテーマを論じる。当日は土曜日ということもあって、皆さんのご都合の良いほうに参加していただければと考えている。参加は無料だが、イベント参加登録サイトから事前登録していただければと思う。なお、イベント当日は混雑が予想されるため、今回のイベントに限ってはクルマではなく公共交通機関でのご来場をお願いできれば幸いだ。

上の写真でご想像いただけると思うが、今回イベントを開催するBMW GROUP Tokyo Bayという施設は、日本最大規模のBMWおよびMINIのブランド体験型販売拠点だ。BMWの新車全車種の試乗が可能なので、イベント参加申し込み(無料)と同時に、ぜひ「オンライン試乗予約」のページから申し込みをしておいてほしい。特に今回のイベントテーマに最もあった革新的な電気自動車の「BMW i3」、プラグインハイブリッドのスポーツカー「BMW i8」は台数も少ないため、ぜひ事前申し込みをお願いできればと思う。

 

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。