クレイジーなVRゲームの未来に賭けるOwlchemy Labsが$5Mを調達、「手でつかめる」VRを目指す

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Owlchemy Labsは、目で見るだけでなく手でつかめるVRを作ろうとしている。

このオースチンのVRスタジオは、Qualcomm Ventures率いるシリーズAにより500万ドルを最近調達した。このラウンドにはHTC, The VR Fund, Colopl Next, そしてCapital Factoryが参加した。

2010年にスタートしたこのVRスタジオはこれまで、VRゲームJob SimulatorでVR界隈にその名を知られていた。これはHTC Viveを予約購入した人に提供されていたが、PlayStation VRとOculus Touchでも最初から提供される。この変てこりんな、あり得ない未来を描いたゲームでは、プレーヤーが、職場でコーヒーカップをひっくり返したり、コンピューターの電源を入れたり、コピーを取ったりする。…と書くとつまんなそうだが、実際にやってみると、相当おもしろい。

Owlchemy LabsのCEO Alex Schwartzが、資金調達に際しての声明文でこう言っている: “何年も前からVRに深い関心と情熱を抱(いだ)いていた。新しい仮想世界をデザインしていく仕事の最先端にいることは、チーム全員の夢だった。VRは設計にも開発にも困難な課題がたくさんあるが、われわれはそれらの一部を解決してきた。今回得られた資金により、これまで学んだことをたくさんの長編ゲームに投入していきたい”。

同社の16名のチームは、ユーザーがVRとどのように対話するのかを、多くの実験によって確認しようとしている。それは、入力的な対話の動きを追跡し、仲間を誘う動き、そして彼らが忘我の境地になっていく過程の、細部を検証する作業だ。

同社のブログ記事は曰く: “VRをずっとやってきて分かったのは、人間が自分の手で仮想世界と直接に対話することは、VRをおもしろくするための必須要件であるだけではなく、今後のコンテンツをものすごく豊富多様にする要素だ”。

Owlchemy Labsは、今回得られた資金で満足することはないだろう。相変わらず、けったいなコンテンツの制作に邁進するだけでなく、もっとクールなプロジェクトの計画もある。同社は最近、マスコミにもかなり取り上げられた。それは、はちゃめちゃテレビ番組Rick and MortyをVR化する、と発表したからだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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