韓国サムスンは接続インターフェイスに最新規格「PCIe 5.0」を採用したSSD「PM1743 SSD」を発表しました。
PCIeは世代を重ねるごとに転送速度をあげており、2019年に策定されたPCIe 5.0では前世代の「PCIe 4.0」の2倍となる32GT/s(ギガ転送/秒・1GT/sは1秒あたり10億回の転送)を実現しています。
PM1743 SSDでは最大13GB/sでの読み取り速度、2500Kの秒間アクセス数(IOPS)を実現。前世代のPCIe 4.0 NVMe SSDの読み取り速度(最大6.5GB/s)のちょうど2倍のスペックを実現しています。
その他のスペックとしては、シーケンシャルライトが最大6.6GB/s、ランダム書き込みは250K IOPSを実現。また、従来モデルより電力効率も30%向上しています。ストレージ容量は1.92TB〜15.36TBです。
PM1743 SSDはサーバー向けの製品で、現在サムスンは一部顧客向けにサンプル出荷しています。このように驚異的な速度でスペックを向上させるSSDですが、すでに次世代規格「PCIe 6.0」が発表されており、その性能向上はまだまだとどまるところを知らないようです。
(Source:Samsung。Engadget日本版より転載)