スマートフォンの普及が遅れている主な要因は、1,000ドル(約11万円)をはるかに上回る価格が当たり前のように設定されていることだ。Samsung(サムスン)はミッドレンジ向けとなるLiteバージョンのGalaxy S10とNote10を投入することで、この現象に対処するために手を打ったのは間違いない。
その対極にあるのが、最新のGalaxy S20 Ultraだ。昨年のGalaxy Foldは2,000ドル(約22万円)だったが、Ultraはある意味リーズナブルな1,400ドル(約15万円)だ。この最上位モデルは、下位モデルの6.7インチと6.2インチよりも大きな、6.9インチディスプレイを搭載している。
カメラはUltraが他モデルと一線を画す、もう一つの特徴だ。すべてのデバイスに強化された「Space Zoom」が搭載されているが、このプレミアムモデルでは光学ズームとデジタルズームのハイブリッドを採用し、背面の大きなカメラバンプの下に折り畳まれたレンズ(ペリスコープレンズ)を搭載することで、望遠倍率を30倍から100倍へと高めている。
S20+と同じく、背面には4個のカメラがある(標準のS20には3個しかない)。センサーにも違いがあり、中でも注目すべきは、S20+の広角が108メガピクセルと超高画素になったことだ。
Ultraはまた、通常では過剰な1億800万画素のカメラを1200万画素に抑えながら、1ピクセルが取り込む光の量を高めて撮影品質を改善する、Nona Binningを搭載した最初のデバイスでもある。
さらに注目すべきは、巨大なバッテリー容量だ。S20+の4500mAhに対して、Ultraは5000mAhのバッテリーを搭載する。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)