Samsung(サムスン)とHuawei(ファーウェイ)が折り畳み式スマートフォンのラインアップを強化し、他の携帯電話メーカーがノッチを隠そうとしている中、中国Xiaomi(シャオミ)は米国時間9月24日に別の道を選んだ。同社が発表した 「Mi Mix Alpha」 は、前面ディスプレイが背面までをロール(包み込む)するスマートフォンだ。
Mi Mix Alphaのボディーは、1枚のサファイアガラスとセラミック、そして航空宇宙用のチタン合金でできている。しかし、背面ディスプレイは特別な働きをするわけではない。本体をひっくり返すと、前面ディスプレイの内容が背面ディスプレイに反映される。
シャオミによるとMix Alphaはコンセプトモデルで限定生産される。この端末は中国で12月に1万9999元(約30万円)で発売される。
また、内部スペックも一級品だ。
This is #MiMIXAlpha, a surround display 5G concept smartphone. Challenge the impossible, to make the future possible. pic.twitter.com/ZqLfWydmJg
— Xiaomi #MiMIXAlpha (@Xiaomi) September 24, 2019
ディスプレイサイズは不明だが、シャオミによれば画面と本体の面積比は180.6%だ。Mi Mix Alphaは、Qualcomm【クアルコム)の最新プロセッサであるSnapdragon855+と12GBメモリー、512GBのUFS 3.0ストレージを搭載。また、5G通信をサポートしている。
本体には容量4050mAhのバッテリーを内蔵し、40Wの有線高速充電に対応。またMi Mix Alphaは、Android PieベースのMIUI 11ソフトウェアを搭載している。
Mi Mix Alphaの前面にはカメラがない。その代わりに、背面には3つのカメラシステムが搭載されている。メインカメラはサムスンと共同開発した1億800万画素センサーで、2000万画素の広角カメラと1200万画素の望遠カメラが組み合わされている。
今日のイベントでは、シャオミ今年初めに発表したMi9の後継機であるMi 9 Proも発表された。Mi 9 Proの価格は約520ドル(約5万6000円)で、低価格ながら5G通信に対応するのが特徴だ。また、こちらも40Wの高速充電にも対応している。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)