電子書籍のeリーダーというのは昨今では最高にホットなガジェットというわけではなくなった。しかし私を含む一部のユーザーにとっては生活の欠かせない一部だ。ジェフ・ベゾスは「幸福なる少数者」であるわれわれeリーダーの熱烈なファンに向けてKindleの新しいハードウェアが来週にも発表されるとツイートした。
読者諸氏にお知らせ。Kindleリーダーの新しいフラグシップモデルを発表する準備がほぼ整った。8世代目となる。詳細は来週。
リリースのタイミングが前例を踏襲していない点は注目だ。 Kindleハードの発表はこれまで9月が多かった。なるほどペーパーホワイトのアップデートが出たのは去年の6月だったが、4月というのはこれまでなかった。
さて、新Kindleはどんなeリーダーになるのか? eリーダーについてはNate Hoffelderが詳しい((水彩画が描けるKindleのエープリルフールにはすっかり騙されてしまった)は、少なくとも新しいバッテリーケースが用いられると言っている。しかし具体的なスペックについてはほとんど分かっていない。
改良が必要と感じられる分野は割合に少ない。画面解像度の向上はタイポグラフィの改良を意味するので常に歓迎だ。ストレージ容量の拡大もいい。しかしMicroSDカードのスロットが追加されると本気で考えているユーザーはいないだろう。マーカーで線を引いたりテキストで注釈したるするインタフェイスが改良されれば、特に学生などにとって朗報だ。
私の希望は画面の色が紙の書籍のような温かみを感じさせるようになることだ。LEDフロントライトは有用な機能だが、色が冷たく感じられるのが私には以前から気になっていた。
一方、ハードのデザインが大幅に変更されるということはありそうにない。
それより、外観からはわかりにくい機能のアップデートが積み重ねられるというほうがありそうだ。AlexaなどAmazonの新しいサービスとの連携も実現が期待できいる。Amazonによるプレスイベントは予定されていないので、新製品は来週いきなり発表されることになるのだろう。
ただし現行KindleはAmazonでバーゲンになっている。機能は必要十分だし、この価格ならもちろんたいへんにお得だ。浮いたお金で(私のように)Koboを買う,というのもよい考えだ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)