スクエアエニックス、ファイナルファンタジーXIIIのiOS/Android版を日本で公開

final-fantasy-xiii

ファイナルファンタジーの発売元であるSquare Enixは、その特大ヒットゲームのモバイル化を実験しているようだ。同社は(日本で)ファイナルファンタジーXIIIのiOSおよびAndroid版を公開した。ゲームはクラウドからスマートフォンやタブレットへストリーミングされて動作する。

このゲームは小さな(20MB以下)無料アプリとして配布され、ゲーム本体はG-Clusterのサーバーからビデオとしてユーザー端末にストリーミングされる。ゲームコントロール(元々PlayStation 3およびXbox 360のコントローラー用に設計されていた)のために、画面の周囲には通常のコントローラーに用意されている殆どの機能に対応するタッチボタンが配置されている。

もしたまたま日本に住んでいて、ダウンロード速度3MB/秒以上のネット接続が使え人は、30分間無料でゲームをプレーできる。デモ期間終了後は価格が2000円に上がり、Square Enixがモバイル版Final Fantasy VIにつけている15.99ドルとほぼ同等になる。

Sonyはこの発表を強い関心を持って見ていると思われる。同社のサービス、PlayStation Nowでは、PlayStation 3のゲーム(Final Fantasy XIIIを含む)をクラウドからSonyのスマートフォン、テレビ、およびPlayStation本体にストリーミングしてプレーできる。しかしSonyがモバイルからPlayStationやメディア、センサーへとビジネスの焦点を移しつつあることから、今後同サービスがiOSおよびAndroidに展開する可能性は十分考えられる。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。