11月11日、12日に開催するTechCrunch Tokyo 2013では、すでにお伝えしているとおり、ハッカソンを小会場で併催予定だ。
このハッカソンとは別に、今回のTechCrunch Tokyoでは新たに、CTOの方々を対象としたイベント「CTO Night」を開催予定なのでお知らせしたい。11月11日月曜日のイベント1日目、スタートアップバトルの予選を行った後の本会場のほうで、18時からの1時間。スタートアップ企業やWeb・モバイル系企業を中心に、CTO、もしくは技術責任者として活躍しているエンジニアの方々を中心にお集まりいただいての事例紹介やトークセッション、題して「現役CTOに直接聞きたい! スタートアップCTOに求められる資質とは?」を開催する。
これまで、いわゆる「CIO」に光が当たるイベントは結構あったと思う。エンタープライズの世界では大企業のCIOが「経営課題とIT」というテーマで語るべきことはいっぱいある。一方、CTOが集まるイベントというのは、私の知る限りではそれほど多くない。横のつながりでCTOの方々が作るクラスタや、飲み会グループはあるものの、あまりCTOが集まるイベントや場というのはなかったように思う。多忙を極めるスタートアップにいて、なかなか横のつながりを持つのが難しいというような事情もおありかもしれない。だからこそ、横のつながりを作ってこそ共有・共感できるノウハウや経験もあるのではないだろうか。
例えば、スタートアップ企業のCTOの皆さまは以下の様なことに悩んでいないだろうか?
- スタートアップ企業のCTOは技術指向かビジネス指向であるべきか?
- CTOは毎日コードを書き続けるべきか?
- エンジニア採用、面接ではコードを書かせるべきか?
- モバイルやJavaScript台頭で技術要素が増えた。どの技術に人的投資をするかをどう決める?
- スタートアップ立ち上げ時のバックエンドシステム構築のベストプラクティスは?
- セキュリティ対策、どこまでやれば安心できる?
- スタートアップで技術的負債はどこまで許容できるか?
- DevOpsツールとクラウド活用の最新トレンドってどんな感じ?
私は勝手に「お兄さんCTO」と呼んでいるが、ここ5年とか10年ぐらいで、もしかしたらクラウドがなかった時代からスケールアウトのアーキテクチャでクラスタや冗長構成を組んできた「ベテランCTO」と呼ぶべき人々がいる。まだDevOpsツール群が未発達だった時代に、いくつもスクリプトをサーバに忍ばせたり、自前デプロイツールを作ったりしてサービスの成長に合わせてシステムを育ててきたエンジニアたちだ。今回初めて企画したCTO Nightだが、そうしたベテランのお兄さんCTOをお招きするので、今まさに走りだしたようなスタートアップ企業の若手CTOの方々が出会う場になればと願っている。
さて、2日間のTechCrunch Tokyoのイベントの中でも、このCTO Nightの1時間のセッションだけは、CTOもしくはそれに準じる肩書きをお持ちの方の参加は無料とさせていだだこうと思う。CTO Nightの後には懇親会もあるので、ちょっと覗きに来る気持ちで、仕事帰りであってもご来場いただければと思う(場所は渋谷。参加は無料ですが、申し込みは必要です)。TechCrunch Tokyo参加チケットをご購入頂いている一般参加のエンジニア層の方々もCTO Nightのセッションを見に来ていただければと思う。
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photo by Erik (HASH) Hersman