米国安全保障局情報漏洩者で新ロシア住民のエドワード・スノーデンが、最高機密の520億ドル諜報予算をWashington Postにリークした。一部編集済みの予算書には、米国の無秩序に広がる諜報ツールの成果や弱点、さらには最高レベルの予算項目の正当化理由などが暴露されている。
CIAおよびNSAは、情報奪取、敵国システムの妨害を目的とした海外コンピューターネットワーク侵入の新たな積極的取組みをスタートし、「攻撃的サイバー作戦」と名付けて予算を計上している、と同紙は書いている。
特に注目すべき情報:
- スノーデンが電話やインターネットの監視をリークするはるか以前から、上層部は不良契約社員による最高機密アクセスを恐れていた。
- NSAがアルカイダの通信を傍受する能力は「手に負えそうにない標的の情報を取得するための、しばしば最高かつ唯一の方法」と説明されている。
- NSAは、大量のハッカー、アナリスト、および暗号解読者を擁し、「総合暗号化技術プログラム」という大分類で呼ばれている。
- NSAは、「適合無線周波数手法」と称するものを立ち上げ、Washington Postはこれを「国際ネットワークを介さない通信を傍受するための近距離センサー」と説明している。同様にCIAも、敵地の無線および電話による通信の取得に17億ドル(総予算の12%)を投じている。
- 米国は、北朝鮮の核施設建設を監視する地上センサーを設置している。
この漏洩された予算自体は、何らショッキングな新情報を暴露するものではないが、スノーデンのような独立アナリストがこれほどの情報にアクセスしていたことは驚きだ。
全予算のインタラクティブ・グラフがここで見られる。
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(翻訳:Nob Takahashi)