スポーツテックのAspoleがアカツキから1.3億円調達、独自インソールなどを扱うD2C事業開始へ

スポーツ×テクノロジー領域で複数の事業を展開するAspoleは4月19日、アカツキを引受先とする第三者割当増資により1.3億円を調達したことを明らかにした。今回は昨年11月にアカツキが発表した投資プロジェクトである「Heart Driven Fund(ハート ドリブン ファンド)」から出資を受けたという。

Aspoleは2018年2月創業のスタートアップだ。代表の中西裕太郎氏は高校時代にサッカーのインターハイに出場するなどプロ選手を目指していたが病気で断念。その後はプログラミングスクールのインフラトップ(昨年)やリクルートキャリアを経て、自らスポーツテック領域で起業をした。

現在同社の主力事業となっているのが、スポーツ領域に特化したメディア「SPOSHIRU」だ。プロサッカー選手を含む現役アスリートなどとも連携しながら、サッカーや野球、ロードバイクなどのコンテンツを発信。2019年3月時点で月間3500万円超のスポーツ用品の流通、月間50万PVを記録しているという。

またAspoleでは本日新たな事業としてD2Cブランド「TENTIAL(テンシャル)」を発表。自社メディアのSPOSHIRUで、特に「足」に対する悩みが多く寄せられたこともあり、まずは第1弾のプロダクトとして機能性インソール「TENTIAL ZERO」を5月30日より発売する予定だ。

今回調達した資金を用いて新ブランドの商品開発や組織体制の強化を進めていく計画。同社では「東京オリンピックを控えるなど、スポーツ産業の未来に向けた事業基盤を強化し、SportsTechのリーディングカンパニーを目指します」としている。

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TechCrunch Japan

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