Operaが今日(米国時間11/8)、同社のデータ管理アプリOpera Maxが14社のスマートフォンにプレインストールされる、と発表した。前に発表されていたSamsungやXiaomiなどに加えて今回は、Acer、Hisense、TWZなども新たに加わった。これらのパートナーシップのおかげで2017年までには、このMaxアプリが1億台以上のAndroid機に載る、とOperaは考えている。
Opera Maxは、ユーザのスマートフォンからのトラフィック(暗号化されたものを除く)を勝手にリダイレクトする一種のプロキシサーバで、Operaのサーバへリダイレクトされたトラフィックはそこで帯域節約のための加工をいろいろ施される。たとえば画像やビデオは圧縮され、HTMLやCSSの無駄な部分は最適化される。
無制限のデータプランを契約していて毎月のデータ量が慢性的に多いユーザは、Opera Maxとは無縁な人びとだろう。一方、従量制のデータプランのユーザは、このサービスでいくらかお金を節約できるかもしれない。Operaによると、データの消費量は最大で50%節約できるそうだ。さらに、InstagramやYouTube、Netflixのようなデータの洪水の中で毎日スマホを使っている人は、節約量が60%にも達することがある。
OperaでOpera Maxを担当しているプロマネSergey Lossevはこう語る: “今では、毎月の料金を見てデータ恐怖症になっているスマートフォンユーザが多い。OEMたちはこの恐怖症をなくそうとして、いろいろな最適化をデバイスに盛り込んでいる”。
Opera Maxがプレインストールされるスマートフォンは、Acer、Cherry Mobile、Evercoss、Fly、Hisense、Mobiistar、Micromax、Oppo、Prestigio、Samsung、Symphony、TWZ、Tecno、そしてXiaomiの各機種だ。