昨年秋に米国で発売された、Googleのスマートスピーカー「Google Home」。5月にマウンテンビューで開かれた開発者向けのイベント「Google I/O 2017」で、CEOのSundar Pichai氏が「2017年内にも日本で発売する」と発表していたが、その発売日が10月上旬に決まったようだ。
NHKが9月11日、関係者からの情報として「Google Homeを日本語に対応させた製品を来月上旬、日本で発売する方針を固めた」と報じた。なお現時点でグーグルからの正式発表は行われていない。
Google Homeは、“OK Google”でおなじみのAI「Googleアシスタント」を搭載した家庭用のスマートスピーカー。スマホと同じように、スピーカーに話しかけることで、検索や翻訳などの結果を答えてくれるほか、Google PlayやYouTube、Spotifyなどの音楽をかけたり、Chromecast経由でテレビに映画や音楽などのストリーミング動画を映す機能が備わっている。米国で発売されているHomeには、無料通話ができる機能が追加されたが、日本版Homeで無料通話機能に対応することになるかどうかは分からない。
日本版Homeの価格は今のところ明らかになっていないが、米国での販売価格は129ドル。スマートスピーカーについては、米国でAmazonが提供するAI、Alexaを搭載した「Echo」と、Google提供のHomeが市場の覇権を争う形になってきている。また日本ではLINEが「WAVE」を発表、今秋発売の正式版(1万5000円・税別)に先駆けて、先行体験版を販売したばかりだ。