昨年夏、ヘッドアップディスプレイ付きオートバイ用ヘルメットのSkullyは、Indiegogo史上4番人気のキャンペーンとなった。SEC資料によると、同社は新たに150万ドルを調達した。
資金調達は転換社債の形で行われ、Skullyがクラウドファンディングおよび以前の資金調達で得た現金に追加される。
Skullyは、2ヵ月間のクラウドファンディングで25万ドルを集められればよいと考えていたが、その10倍近くを手に入れた。同社の広報担当者は、Skullyが予約注文およびエンジェル資金によって計580万ドルを調達したことを認めた。
Skullyヘルメットは、スリルを求めるバイクライダーたちの安全性をさらに高めるべく、ハンズフリーのGPSナビゲーションと通話機能を備えてる他、ヘルメット画面にワイドアングルのリアビューカメラ映像を表示し、Bluetooth接続、オーディオシステム、ストリーミング音楽などの機能を装備している。
共同ファウンダー・CEOのMarcus Wellerは、弟のMitchと共にこの拡張現実ヘルメットを作った。Marcusは、昨年8月に本誌のインタビューに答えて、このアイデアが何回かバイク事故を体験した後の「文字通りフィーバードリーム」から生まれたと語った。彼はオートバイすら持っていなかったが、これに似たヘルメットがすでに発明されていると信じていた。しかし、発明されていなかった。
Marcusは、ミネソタ大学でインテリジェント交通システムの研究経験があったため、このアイデアに確信を持ち、ついにはヘルメットを作った。
彼らの着眼点は正しかったようだ。Weller兄弟は2ヵ月のキャンペーン期間中に47ヵ国で1950台のヘルメットを売った。
Skullyは今回の資金調達の詳細を公表していない。情報が入り次第続報する。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)