ソチオリンピックではジャーナリストが自分のスマホで選手たちの食事風景を撮っただけでも、プレス資格を失い出入り禁止になる。ロシアの国営通信社R-SportsのトップVasily Konovが、“携帯電話で選手や観客を撮影したジャーナリストは規約違反とみなされ、記者資格を取り消される”、と述べたそうだ。
ロシア当局は、プロフェッショナルな撮影器具機材でないと認めない、という方針に立ち、タブレットなどでの撮影も禁じたようだ。世界中の子どもたちが大好きなInstagram、Vine、Whatsapp、Frontbackなどなどは、ソチオリンピックから締め出されてしまった。
なによりもまず言いたいのは、最近のスマホ/携帯のカメラは高性能だから、たとえば写真家のBenjamin Lowyは、下図のような立派な写真をiPhoneで撮ることができた。あるいは、毎年行われるiPhone Photograph Awardsを見てみよう(その写真をこの記事に載せなかったのは著作権問題がヤバそうだったから)。
Buzzfeedによると、Konovはその報道を否定したそうだが、Radio Free Europeは、確かに彼はそう言った、と報じている。
ロシアで行われるオリンピックは、予想されたとおりに、合衆国憲法修正第一条(First Amendment, 表現の自由などを保証)の反面教師になりつつある。すでにロシア政府は、ソチオリンピックを報じるためにロシアに来たジャーナリストを警察が不当逮捕した件で謝罪した。また、競技関係者も含めて全員が、悪名高いNSAのPRISMをさらに強化したようなスパイシステムによって、ネット上の行為を詳細に監視される。
なお、ワルいのはロシア人だけではない。ロンドンオリンピックのときは、モバイルのホットスポット とソーシャルメディアを禁じようとした。ソーシャルメディアを禁ずるのは、当局が強迫観念に駆られて、競技のあらゆる画像の著作権を保護しようとしたためだ。今回のロシアの場合は、まだ彼らのアンチテクノロジ行為の理由の説明はない。
ロシア語を読める人や、Google翻訳が好きな人は、元の記事を読んでみよう。
[画像クレジット: Flickr user Ghost of Kuji]
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))