ソニーが映画撮影用カメラ「FX3」を発表しました。映像クリエーター向け「シネマライン」シリーズに属しながら、動画撮影を強化したミラーレス一眼「α7S III」に類似した仕様で、本体には「α」(アルファ)ロゴをプリント。「シネマライン」シリーズとして最小・最軽量のボディも売りにします。
「FX3」は、「α7S III」と同様に拡張最高ISO感度409600、有効約1210万画素の裏面照射型フルサイズCMOSセンサーを搭載。15+ストップのダイナミックレンジに加え、最大4:2:2の4K 120fps動画撮影や、最大240fpsの1080p動画を撮影できます。さらに、S-Cinetoneカラープロファイルにも対応します。
また、中断せずに最大13時間4K動画を撮影できるよう、ファンを用いたアクティブな冷却システムを本体内に搭載しています。
手持ちの撮影に対応するため、ボディ内に5軸の光学式手ブレ補正機構を搭載。同機構とジャイロセンサー、およびアルゴリズムを組み合わせた高性能手ブレ補正の「アクティブモード」に対応します。また、前述の通りソニーのシネマラインシリーズで最小・最軽量のため、ジンバルやドローン搭載などの使い勝手も向上しています。
AFは627点を使用したハイブリッドオートフォーカスに対応。瞳AFに対応するほか、モニター画面で目的の被写体に触れるだけで、AFの被写体トラッキングも可能です。
その他、2つのXLR / TRSオーディオ入力を備えた取外し可能なXLRハンドルを同梱。同ハンドルはアクセサリー用に3つのネジ穴を備え、外部モニター・レコーダー・ワイヤレスマイクレシーバー・アクセサリーシューキット、その他アクセサリーをしっかりと取り付けられます。
発売は3月で、価格は米国価格で3900ドル(約41万円)。日本での発売予定は明かされていません。
(Source:ソニー。Engadget日本版より転載)
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