ソニーは、米国がミネアポリスにおける死亡事件に対する抗議に揺れているため6月4日に予定していたPS5イベントの延期を発表した。内外に不安な情勢がある現在、新しいゲームタイトルの予告に注意を集めるのは難しい時期だということは理解できる。
上にエンベッドしたツイートでソニーは、「世界中のゲーマーがPS5ゲームに大きな期待を抱いていることは知っているが、今はお祝いにはふさわしくない。当面、立ち止まっていっそう重要な声に耳を傾けるべきだときだと感じている」と述べた。
イベントでは年末までに発売されるソニーの新世代ゲーム専用機、PS5向けの向けの新しいゲームタイトルが発表される予定だった。 これは5月のマイクロソフトの同種のイベントに継ぐものとなるはずだった。E3などのゲームカンファレンスが新型コロナウイルスの影響を受けて中止されて多くの企業がスケジュールに影響を受けたが、マイクロソフトも新しいゲームプラットフォームであるSeries Xの発表をデジタルイベントに切り替えていた。
ソニーのツイートは、ほかのテクノロジー大企業の同種の声明に続くものだが、ソニーはミネアポリス警察によるジョージ・フロイド氏の死やそれに対する抗議を名指しはしていない。
当然だがゲーマーの反応はさまざまだ。一方にはゲームは現実逃避だという主張があったが、他方新しいゲームの予告を見るためにいま少し待たねばならないことに対する、なんというか、不適切な反応もあった。一部のゲーマーは腹を立てるかもしれないが、ソニーがツイートしたとおり、世の中にはゲームよりも「いっそう重要なこと」がある。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook)