ソニーの新ワイヤレスイヤフォンは優れたノイキャン性能とバッテリー駆動時間を実現

私は16時間のフライトを1週間後に控えているので、その前にレビューユニットが届くことを期待している。今のところ、WF-1000XM3を使ったのは会議室での数分間のみだったが気に入っている。ソニーの新しい完全ワイヤレスイヤホンの音はシャープで、ノイズキャンセリングもイヤフォンであることを考えれば素晴らしい。

正直なところ、これは長時間フライトを想定してカスタムビルドされているようだ。キャリングケースが同梱され、ノイズキャンセリングを使用して24時間の連続使用が可能だ。オフにすれば、36時間利用できる。正直キャリングケースは巨大だが、この性能を考えれば許されるだろう。

ただし、ワークアウト用には設計されていない。つまり、これはAirPodsというよりもPowerBeatsの競合機種だろう。汗などの防水基準は示されておらず、またランニング中に耳に固定される形状でもない。イヤホン業界は、旅行用とエクササイズ用のイヤホンを別々のカテゴリに分けて満足しているようだ。

ソニーは、熱心な旅行者をターゲットにしている。このような顧客は、これまではBose(ボーズ)のQCシリーズやソニーのオーバーイヤーヘッドホンを購入していた。230ドル(約2万5000円)という価格はAirPodsよりも高いが、タップすることで音量を下げ、周囲の音を取り込むクイックアテンション機能など、十分に差別化できている。

全体的に見て(ソニー製品の命名規則はわかりにくいのだが)、WF-1000XM3は競合相手の多いBluetoothイヤホン業界にて、魅力的なハイエンド製品のようだ。製品は現在予約を受け付けており、来月に出荷される。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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