オンラインフォーラム(“掲示板”)で、まだ何か新しいことができるだろうか? ProBoardsのファウンダPatrick Clingerによれば、答はイエスだ。彼は今日(米国時間4/29)、同社のフォーラム構築ソフトウェアの新バージョンをローンチした。
Clingerによると、今日のローンチは2008年の大規模アップデート以来だ。創業は2000年で、当時のProBoardsは“最高のソフトウェアだった”が、年月とともに他社に抜かれてしまった(たとえば最近発表されたDiscourseなどだ)。
“この世界はなんというか、追いつけ追い越せのゲームみたいだよ”、とClingerは言う。今度のProBoards 5.0では、ProBoardsがまた先頭走者になったそうだ(これまでは公開ベータでテストしていた)。
彼がいちばん自慢したいのは、新たに導入した“ライブ検索”機能だ。ユーザのキーボード入力行為と並行して結果が出る。そんなにすごいことではない、とぼくなんか思うが、Clingerに言わせると、“フォーラムの今最大の問題の一つが検索である”、ということだ。検索がお粗末だとユーザは、自分が見たい、あるいは関わりたい、会話を見つけることが困難なのだ。
またフォーラムソフトが個々のユーザのダッシュボードを設けたことも、新しい。そのダッシュボードの上でユーザは、たとえば複数のフォーラムの上での自分の発言等を追跡できる。またフォーラムのアドミンは、自分のフォーラムのルックスをカスタマイズできる。ユーザに提供されるエディタはWYSIWYG方式なので、ポストする前に自分の記事のルックスをチェックできる。自分が参加しているスレッドに新たなポストがあったら、通知が来る。またソーシャルネットワークでおなじみの”@USERNAME”形式のタグを使って、自分への言及があったことを通知してもらえる。
Clingerに尋ねてみた: ソーシャルネットワークのおかげで、フォーラムはあまり要らなくなったんじゃない? 彼は、確かにそういう一面もあるが、でもFacebookやTwitterなどに行ってしまったものは友だち同士などの一般的な会話だ。そのおかげでフォーラムは、話題の絞られた、夾雑物(ごみ)のない、引き締まった会話の場になった、と彼は言う。ソーシャルネットワークのおかげで、フォーラムは良くなった、と。
これまで、ProBoardsで作られたフォーラムはなんと350万もある。そのうち、約120万は今でもアクティブだ。つまり、それらの上では、今でもページビューが多かれ少なかれ発生している。
なお、今日のアップデートによって、これから新たにProBoardsで作られるフォーラムはすべて、バージョン5で動くようになる。またアドミンが申し込めば、既存のフォーラムのアップデートにも対応する。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))