ロサンゼルスのタクシー会社Yellow CabのゼネラルマネージャBill Rouseによると、Uberの車に乗ることは、ふつうのタクシーに比べて危険である。ドライバーが犯罪者であることもあるし、実際にロサンゼルスのUberの初期のドライバーにはそんな人物が何人かいた、と彼は言う。このことと並んで問題なのが、Rouseによれば、Uberとふつうのタクシーとでは、保険に大きな違いがあること。昨年の大晦日に起きた6歳の少女Sophia Liuの死亡事故のような悲劇的な事例*がありうるので、一般消費者は不安を感じている、と彼は言う。〔*: 横断歩道歩行中で運転者の信号無視による死亡事故。Uberの保険対象は‘車上の’事件のみ。〕
Rouseは曰く、必要なのは規制である。共有経済の自己規制は有効に機能しない、と彼は強調する。だからUberに必要なのは、保険が車の全時間をカバーすることだけでなく、車の定期的な点検や、ドライバーの人物チェックをもっと厳格に行うことだ。
しかし、このようにUberに対して批判的なRouseも、一部のドライバーはハッピーだろう、と認める。伝統的なタクシー業界にも変化が必要だ、と彼は言う。とくにロサンゼルスとサンフランシスコの場合は、もっと供給を増やさないとUberやLyftとの競争に勝つことはできない、と。
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))