チカクとセコムが高齢者に煙たがられない見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」を販売開始

スマートフォンなどで撮影した動画や写真を遠隔地に住む祖父母宅のテレビなどに映し出せるデバイス「まごチャンネル」を開発・販売しているチカクは1月8日、セコムと協働で開発した高齢者向け見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」の販売を開始した。

まごチャンネル with SECOMは、セコムの環境センサー「みまもりアンテナ」をまごチャンネルに搭載したデバイス。昨年12月10日から先行体験キャンペーンを実施していたもので、今回正式に販売開始となる。

みまもりアンテナは、室内の温度や湿度、照度を感知・記録しており、スマートフォンのアプリ上で環境の変化をチェックできる。照度の変化と生活音の有無なども検知可能で、起床や就寝を判断してその時間を推測、利用者のスマートフォンアプリに通知することも可能だ。さらには温度や湿度に急激な変化があったときは、熱中症を注意喚起する機能もある。

カメラなどでのアクティブな監視ではなく、まごチャンネルと機能をうまく融合させた見守りなので、高齢者のプライバシーを保護しつつ、遠隔地からおおよその状態を把握できる点に注目だ。

■本体仕様
サイズ:幅125×奥行き130×高さ40mm
重さ:425g
ストレージ容量:動画約2000本、写真約5万枚

■価格
本体価格(税別):3万円
サービス月額料金(税別):1680円

 

投稿者:

TechCrunch Japan

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