昨年7月22日に『Pokémon GO』が日本でサービスインしてから、ほぼ11ヵ月。トレーナーの皆様は如何お過ごしでしょうか? そろそろ新しい刺激が欲しくなっている頃なのでは?というワケで、そんなトレーナー諸兄に朗報です!
かねてから色々と噂が飛び交っていた『Pokémon GO』の大幅アップデートですが、めでたく本日より実施されました!本日のアップデート内容はジムの新機能!現状は強いプレイヤーが陣取ってしまうコトも多く、停滞気味だったジムバトルをより活性化する為のアップデートとのことです。
カジュアルなプレイヤーでも楽しめるジムバトルに!
具体的には、これまでのジムにおける名声、ジムレベル、トレーニングという要素を廃止し、ジムのグラフックも一新。これまで最大10匹まで配置できたポケモンを6匹までに。この配置可能な6匹には、同種のポケモンを配置することは出来ないとのこと。また、配置される順番ですが、これまではCPの大きいポケモンほど後ろに配置されていましたが、これからはCPには関係なく、配置した時間が新しいポケモンほど後ろに配置される仕組みになりました。古く配置されたポケモンからバトルに入る感じです。
また、これら配置されたポケモンには新たに”やる気”という、ハートマークで表示されるパラメーターを追加。ジムに配置された時間の経過と共に、このやる気は減少し、ポケモンのCPも減少していく仕組みです。ちなみにこのやる気の減少率は強いポケモンほど早いらしく、今後はレベルの低いトレーナーでもジムの攻略が容易になるとのこと。
そして”やる気”の唯一の回復方法は、味方チームのプレイヤーがジムに配置されたポケモンに”きのみ”を与えること。これまで、ポケモンの捕獲時にしか使用する機会が無かったきのみですが、これからは使う場面が増えそうです。
バトル面では、カットインなどグラフィックなどの強化はあるものの、クリックとフリックによるバトルの方法自体はこれまでとは大きくは変わりません。しかし、ジムを守っているポケモンを数回倒すことで”やる気”を0に減らし、その後もういちど闘って倒すというルールでジムを占拠できるようになった模様です。
また、新たに生まれ変わったジムには、”ポケストップ”のようにジムに表示される”フォトディスク”をフリックして回転させることで、アイテムを入手できるほか、そのジム固有の”ジムバッジ”を得ることが可能になりました。
このジムバッジはジムごとにグラフィックが違うので、旅行先などでジムを訪れた記念品としてコレクトする楽しみも増えそうです。さらには、ジムを訪れた回数によりジムバッジはブロンズ>シルバー>ゴールドへと進化するので”オレの馴染みのジム”的な遊び方も出来るかもしれません。
陣営を越えた共闘でボスポケモンをゲットだぜ!
そして近日中(もしや1周年の7月22日?)にリリース予定なのが、今後『Pokémon GO』をよりいっそうヒートアップしそうな、協力プレイ機能こと「レイドバトル」!
皆さん憶えていますか?1年前のこの動画を。
そう、この動画の後半に出てきた、ニューヨークのタイムズスクエア前に出現するミュウツーと、集まった大勢のトレーナー達とのバトル!レイドバトルはまさしくこんな感じの機能なのです。
具体的にはレイドバトルが始まるジムには、予兆として”巨大なタマゴ”と、”カウントダウンタイマー”が出現します。
ええ、お察しのとおり、タイマーがゼロになると同時にタマゴから強大な”ボスポケモン”が登場するのですが、どのくらい強大というとこれぐらいです!
CP2万超え!
これはどう考えてもひとりで勝利するのは難しいので、必然的に協力プレイが必要になってくるワケですが、この協力プレイがなんと所属するチームの枠を超えて共闘が可能なのです!これまではジムで別のチームに所属するトレーナーと出会ったときには、微妙な空気が流れたりもしたんですが(笑)、このシステムにより別チームのトレーナー達ともフレンドリーに話す機会が増えそうな気がします。
ただし、そんなチームの枠を超えた友情パワーでボスポケモンに勝利しても、それだけではボスポケモンを入手することは出来ません!勝利することで得られる特製モンスターボールを使って捕獲する必要があるのです。
ここで重要なのが、倒すことで得られるモンスターボールの個数が、先のレイドバトルでの貢献度によってかわってくる点。つまり、レイドバトルで頑張れば頑張るほど得られるモンスターボールの個数が多くなり、ボスポケモンを入手できる確率があがる仕組みなのです。
ちなみにレイドバトルに負けても、ボスポケモンの出現時間以内なら何度でも挑戦は可能です。しかし、勝った場合は再挑戦出来ないとのこと。
この「レイドバトル」に参加するためには、「ジム」のフォトディスクを回転させることで入手可能な「レイドパス」が必要になるのですが、これは1日1枚しか入手できないうえストックも不可能!というワケで再挑戦には1日待つ必要があります。(有料のレイドパスはその限りでは無いとの情報も)
友人と一緒にレイドバトルに参加するには同時(30秒以内)にレイド開始のバトルボタンを押すか、”プライベートグループ”を作成する必要があります。このプライベートグループに参加出来る最大人数は20 名とのことです。
中の人のナビゲートでレイドバトルを体験プレイ!
実は先日、筆者はNianticと 株式会社ポケモンが合同開催した、体験機を使って代々木公園で開催されたデモプレイに参加し、ひと足はやくこのレイドバトルを体験させてもらいました。
その際に戦った、ボスポケモンのプテラのCPは17000超え!最初3人で攻撃したところまったく歯が立たずに惨敗。このときのボスポケモン出現時間は20分だったので、次はその場にいた7人全員で再挑戦!どうやら制限時間以内に倒しきらないとダメなようで、さきほど半分までCPを削ったはずのプテラのCPは全回復!しかもさっきは気付かなかったのですが、このプテラとのレイドバトルのオススメ人数は13人との表示が!
しかし、なんとかギリギリ制限時間の175秒以内にプテラを撃破!その後のモンスターボールを使った、ボスポケモンのゲットチャレンジでは皆がプテラをゲットするなか、Nianticのアジア統括マーケティングマネージャー須賀健人氏のみゲット出来ず、笑いが起きる一幕も(笑)。
ちなみにゲットしたプテラはCP17000というワケではなく、CP1400ほどでした。この辺はトレーナーレベルと関係がありそうです。
さらに須賀氏によれば、こういったレイドバトルを続けていると、特定の場所でのみ使用可能なスペシャルなレイドパスを入手出来ることがあるとのこと。そしてそのスペシャルなレイドパスで参加できるレイドバトルには、さらに強くてスペシャルなポケモンが襲来するかもしれないとのことです。
レイドバトル後に、「これまで2~3人の友達と『Pokémon GO』をすることはあったのですが、レイドバトルに勝利してボスポケモンを入手するには、レイドが発生しているジムで他のトレーナーに声をかけて、共闘をすることが必要になるのでは?」との質問を須賀健人氏にしたところ・・・。
「3人で行って、向こうにいる3人と一緒にバンギラス倒そうよ!そして倒した後は、じゃあ次はココに行こうよ!ということになると、我々としても非常にうれしいです。これはNianticの社是である”アドベンチャーゾーン・フット・ウィズ・アザーズ”にも即したもので、トレーナーにはこれまでよりカジュアルに、かつよりコアに『Pokémon GO』を楽しんでいただきたいです」とのコメントをいただきました。
さらにこの体験会でも詳しくは語られなかった要素もいくつかあるようで、後日リリースと共に送られてきた画像には想像がふくらむアレコレが映り込んでいましたヨ。
7月22日には、アメリカ・シカゴのグラントパークで初のリアルイベント「Pokémon GO Fest シカゴ」の開催!8月9~15日には、横浜で開催される「ピカチュウだけじゃない ピカチュウ大量発生チュウ!」でのPokémon GOとの合同イベントが検討中とのことで、今夏もPokémon GOが熱く盛り上がりそうな予感がします!
©2017 Niantic, Inc. ©2017 Pokémon. ©1995-2017 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
※画面は開発中のものです。
Engadget 日本版からの転載。