[筆者: Andrew Keen](Cult of the Amateur, Digital Vertigo, The Internet Is Not The Answerの著者。)
先日は、テクノロジーの世界のリーダーたちの一部が揃ってTrump Tower詣でをやらかしたが、それに対して、選挙の結果に対して“へつらう”のはやめるべきだ、と主張する人たちもいる。
NCAAPの元CEOで、Kapor Capitalのパートナー、そして選挙ではBernie Sanders候補の代理人だったBen Jealousによると、正しい態度とはTrumpに“抵抗する”ことだ。その理由は、Jealousによると、今や全国的にTrumpブームだが、それは、歴史上のそのほかのいい加減な独裁者たちと同様、彼にはまったく信頼が置けないことを表しているからだ。
Jealousによると、テクノロジーのコミュニティが忘れてならないのは、“自分たちが持っているパワー”だ。最近数年間の経済の回復は、そのほとんどがテクノロジーによるものであり、しかもそれはシリコンバレーだけでなく、ニューヨークやオースチン、ローリー/ダラム/チャペルヒル三角地帯(ノースカロライナ州)など、そのほかのイノベーション・ハブも主導した。だからTrumpが強いのではなくて、テクノロジーが強いのだ、とJeaousは強調する。だから新大統領との会話も、われわれの方がそれをリードすべきである、と。
今年で第二回となるKapor Capital主催、賞金10万ドルのPeople’s Ops Tech CompetitionについてBen Jealousに話を聞いた。今年の優勝者はシカゴのTiffany Smithだ。彼女の印象深いスタートアップTiltasは、失業者たちを結びつけるネットワークだ。Jealousは曰く、次の4年間(新大統領の任期)に本当にやるべきことは、やる気と誠意のある労働者の積極的な支援だ、と。
いつものように、このインタビューのお膳立てをしてくれたCALinnovatesに感謝したい。