ディスプレイが拡大したXiaomiの新製品Mi Smart Band 5は約2900円と変わらず安価

世界で最も売れているウェアラブルのラインナップの1つに新たなガジェットが加わった。

中国のエレクトロニクス大企業であるXiaomi(シャオミ)は米国6月11日に、Mi Smart Band 5を発表した(Xiaomiリリース)。1年前に発表したMi Smart Band 4(未訳記事)よりもスクリーンが大きくなり、新たなワイヤレス充電システムや女性の健康管理モードが加わった。驚くほど安いのは変わらない。

Mi Smart Band 5のディスプレイは1.1インチのAMOLEDで、前モデルより20%大きい。

世界2番目のウェアラブルメーカーであるXiaomiはBand 5のウォッチフェースに「スポンジボブ・スクエアパンツ」「新世紀エヴァンゲリオン」「名探偵コナン」といったテレビアニメのキャラクターといったさまざまなアニメーションを採用した。8色のカラフルなストラップなども用意されている。

Band 5は改良されたプロセッサー(名称は明らかにしていない)を搭載し、初めて月経周期を追跡できるようになった他、ユーザーにリラックスするタイミングを通知するストレス評価のような新機能も加わった。

iPhone、Android端末と連動するBand 5はレム睡眠を追跡できるようになり、深い眠りと浅い眠りのサイクル評価に対応するなど、睡眠をより効果的にモニターする。心拍モニターもこれまでより50%以上正確になっているとのことだ。

最大の改良点の1つは新しい充電システムだ。Mi Smart Bandラインナップのこれまでのモデルでは、トラッカーをストラップから外さなければならず、ユーザーから不満が寄せられていた。今回投入されたマグネットを使った充電ドックは自動的にバンドの底にくっつく。フル充電すると最長14日間使用できる。

Band 4同様、Band 5も自社開発の音声アシスタントXiaoAIを搭載し、ユーザーはディスプレイを右にスワイプして起動できる。

さらにBand 5にはNFC対応のバージョンも加わった。モバイル決済サービスに使え、スマートロックを解錠したり、地下鉄などでパスカードのように使うこともできる。

Band 5は来週中国で発売され、価格は189元(約2900円)だ。NFC対応バージョンは229元(約3500円)となっている。同社は中国外マーケットでも「間もなく」展開するとしている。

Xiaomiは積極的に改良したり、新たなデバイスを導入したりしながら、引き続きウェアラブル業界を引っ張る存在であり続ける。2019年11月に同社はMi Watchという、Apple Watchに酷似した初のスマートウォッチを発売した(未訳記事)。Mi Watchの価格は185ドル(約2万円)だ。

調査会社IDCによると、Xiaomiは2020年1〜3月に1010万台のウェアラブルデバイスを出荷した。この数字はSamsung(サムスン)、Huawei(ファーウェイ)、Fitbit(フィットビット)よりも多い。この部門ではApple(アップル)が首位を維持している。

データ: IDC

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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