写真家のHayes Urbanが、昔のSuper 8カメラを生き返らせたい、と思った。それはフィルムがカートリッジに入っていて、映画の再生には映写機というものを使った。どこにも、デジタルな部分はない。人類は長年、このアナログの圧政に苦しめられていた。
しかし時代は変わり、Super 8は歴史の灰塵の中へと葬り去られた…かな? Urbanは元のフィルムカートリッジに代わるものとして、デジタルカートリッジを作ろうとしている。そのデジタルシステムが完成したらSuper 8のフレームレート(18, 24fps)と4:3のアスペクト比、5メガピクセルで撮影できる。Urbanは途中、放棄しかけたが、パートナーが現れてクラウドファンディングすることになった。
HolgaやLomosなどと同じく、Super 8カメラも市場は明らかにニッチであり、一部のアーチストや懐古趣味の人しか使わないだろう。でも、機械式カメラで撮る画像や映像には予測不可能なおもしろさがあり、しかも今では、本物の写真や映画はフィルムだ、という風潮もある。だからこれも、数百から数千台ぐらいは売れるだろう。深い映像表現はフィルムでないと無理、という説すらある。でも、一こまずつ撮ったLegoのムービーや、クリスマスのどんちゃん騒ぎの映像も、今見るときっと感動するだろうね。
出典: Petapixel